年の暮れが近づくと、街のあちらこちらで目にするようになる「お歳暮」という文字。
ですが、お歳暮についてあまり詳しくない方も多いのではないのでしょうか。
「聞いたことはあるけど・・・お歳暮とお中元の違いは?」
「旦那さんの実家にお歳暮を贈りたいけど、いつ贈ればいいんだっけ?」
「お取引先の方へは、どののし紙をつけて贈ればいいの?」
そんな方のためにこちらでは、お歳暮の基礎知識とマナーを解説していきます!
また、お歳暮におすすめの定番ギフトもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみて下さいね♪
お歳暮とは
お歳暮は、1年の終わりである12月に、お世話になった方へ贈るギフトのこと。
お歳暮の起源は、室町時代。
もともと、お正月に先祖の霊を迎えるお御霊祭りのお供え物として贈られていました。
そして、江戸時代になると、商人が年末に贈り物を持参して挨拶周りをしていたことから、全国にお歳暮という習慣が広まったとされています。
お歳暮には、「1年間ありがとうございました」という感謝の気持ちと、「今後とも末永くよろしくお願いします」という挨拶の意味が込められてます。
お歳暮とお中元の違いについて
お歳暮とお中元、どちらもお世話になった方へ贈るギフトですが、どんな違いがあるのでしょうか。
こちらでは、お歳暮とお中元の違いについてわかりやすくご説明していきます。
お歳暮は冬、お中元は夏と贈る時期が異なる
お歳暮は、一年間の感謝を込めて年末に贈るギフト。
それに対して、お中元は、一年の上半期の感謝を込めて夏に贈るギフトです。
お中元とお歳暮は両方贈るのが一般的ですが、必ずしも両方贈らなければいけないわけではありません。
予算の都合で両方贈るのが難しい場合は、一年間のまとめであるお歳暮の方を優先して贈りましょう。
ちなみに、ギフトにかける金額もお歳暮の方が少し高くなることが多いようです。
いずれも、感謝の気持ちを込めて贈るものですので、「お歳暮は冬のギフト」、「お中元は夏のギフト」と覚えておくと◎ですよ♪
お歳暮とお中元で、贈るギフトが異なる
お歳暮とお中元では贈る時期・季節が変わりますので、贈るギフトも異なります。
お正月も近い年末の時期に贈るお歳暮では、蟹やふぐなどの鍋料理、お正月に家族で食べることができる肉類やハムなどが人気♪
他にも、お子様の好きなソフトドリンクや祝いの席を盛り上げるビールや焼酎などが定番です!
一方、猛暑日が続く夏に贈るお中元には、乾いた喉を潤してくれるビールやジュースなどが人気です。
また、そうめんなど、夏の風物詩ともいえるそうめんなどのあっさりとしたグルメや、すいかやマンゴーなどのフルーツも定番ギフトとなっていますよ。
お歳暮とお中元どちらにも共通するギフトとして人気があるのは、焼き菓子等の洋菓子や和菓子、各地のご当地グルメやお取り寄せスイーツなどです。
お歳暮の金額は3,000円〜5,000円が相場
お歳暮の金額相場は3,000円〜5,000円が一般的。
特にお世話になった上司や目上の方には、10,000円くらいのお歳暮を贈ることもあります。
しかし、あまり高価なものはかえって相手に気を使わせてしまう可能性もあるので、無理のない範囲で、感謝の気持ちが伝わるものを選びましょう。
お歳暮を贈る時期は12月初旬〜12月20日まで
お歳暮は、12月初旬~12月20日頃までに贈りましょう♪
年末ぎりぎりに贈ってしまうと、相手が忙しかったり、家を留守にしていたりして、受け取ってもらえない可能性があります。
ただし、お正月用品としてお肉や魚介類などの生ものを贈る場合は、お正月に近い日に届けるのがマナーですよ。
忙しくてお歳暮の手配ができなかったり、年内に贈ることができない場合は、「御年賀」や「寒中御見舞」として贈りましょう。
関東地方では1月1日〜1月7日(松の内)、関西地方では1月1日〜15日までに、表書きを「御年賀」として贈ります。
喪中の場合であれば、1月8日〜2月4日までの間(立春)に、表書きを「寒中御見舞」として贈ると良いですよ。
※贈る時期によって、熨斗の表書きが変わります。
お歳暮を贈る相手について
「お歳暮って誰に贈ると喜ばれるのかな・・・」
「公務員には贈ってはいけないんだっけ?」
「喪中の時はお歳暮はどうしたら良いの?」
こちらでは、お歳暮を贈る相手について詳しくご紹介していきます。
感謝を込めて目上の方へ贈ることが一般的
お歳暮は仕事でお付き合いのある方や、会社の上司など目上の方に贈るのが一般的。
また、仕事関係以外でも、学生時代にお世話になった恩師や、離れて住んでいる家族や友人に贈ることもあります。
結婚を期に、義理の両親などお互いの実家に、お歳暮を贈るようになる方も多いようですよ♪
公務員の方には贈ってはいけない場合がある
お世話になった方へ贈るお歳暮ですが、公務員の方や一部の民間企業に勤めている方には贈ってはいけない場合があります。
なぜなら、利害関係者からお金や品物を受け取ってはいけないという決まりから、お歳暮のやりとりがあらかじめ禁止されているからです。
せっかく贈っても受け取っていただくことができず、かえって返送の手間などを取らせてしまうことも・・・
不安な方は、お歳暮を贈っても大丈夫か事前に確認すると良いかもしれませんね。
相手が喪中の場合でも贈ることができる
お歳暮は「お祝いごと」ではないため、贈る・贈られる側のどちらが喪中の場合でも贈ることができます!
ただし、年内が四十九日の忌明け前の場合は「松の内(1月7日頃)」の後に、寒中見舞いとして贈る配慮があると良いでしょう。
その際は、紅白の水引などのおめでたい熨斗は避けて、白無地の紙や短冊をかけると良いですよ。
お歳暮の贈り方|選ぶポイントから熨斗(のし)の書き方まで
さて、いざお歳暮を贈る相手が決まったら、お歳暮を贈る準備をしましょう!
こちらでは、お歳暮を選ぶポイントから実際に贈るときのマナーを丁寧にご説明いたします。
お歳暮は贈る相手に合わせて選ぶ
お歳暮は、相手の好みや家族構成、こちらの予算に合わせて品物を選びます。
例えば、一人暮らしのお年寄りでしたら、食べやすく量が多すぎないものを。
ご家族に贈る場合は、お子様も一緒に楽しめるお菓子やジュースなどが良いですね♪
また、特にお世話になった方へは、旬の蟹や高級ハムなどの豪華なお歳暮も人気があります!
年末~お正月にかけて、ご家族が集まる機会も多いので、皆様で楽しんでいただけるお歳暮が喜ばれますよ。
熨斗(のし)は紅白蝶結びの水引をかける
お歳暮には、熨斗(のし)をかけるのが正式なマナーとされています。
のし紙は、紅白の蝶結びの水引を選びます。
そして、表書き(水引の上)には「御歳暮」、下書き(水引の下)には自分の名前を書きます。
日頃の感謝を伝えるあらたまったギフトですので、丁寧な装いで贈ると相手にもさらに喜んでいただけますよ♪
郵送する場合は送り状を書く
もともと、お歳暮を相手のお家まで持参することが正式なマナーとされておりますが、現代ではかえって相手に気を遣わせてしまうため、郵送することが一般的です。
郵送する場合、電話か送り状(手紙・はがき)であらかじめお知らせしておくと◎。
送り状を書く際は、季節感のある絵柄のものを選ぶと、より気持ちが伝わるでしょう。
これで決まり!お歳暮にオススメの定番ギフト特集
ここからは、お歳暮におすすめの定番ギフトをご紹介します♪
感謝の気持ちが伝わる、ステキなお歳暮を選んでいきましょう!
目次
1. Pickup!一度は贈りたい「宮内庁御用達ブランド」の高級漆器と和菓子のお歳暮
2. 寒〜い冬はお鍋を囲んであったまろう♪ お歳暮に人気の蟹・ふぐ鍋料理のギフト
3. やっぱり高級なお肉は嬉しい!年末にふさわしいちょっと贅沢なお肉・グルメのお歳暮
4. 祝いの席にぴったり。年末の宴を盛り上げてくれるビール・焼酎のお歳暮ギフト
5. 小さなお子様も大喜び!大家族の方みんなが楽しめるお菓子のお歳暮ギフト
6. 年越しまでに大人気の味をお届け!お歳暮でオススメのお取り寄せスイーツ
※こちらで紹介している商品は、2024年1月4日時点の価格を参考にしております。
Pickup!一度は贈りたい「宮内庁御用達ブランド」の高級漆器と和菓子のお歳暮
最初にご紹介するのは、宮内庁御用達の漆器専門店「山田平安堂」のお菓子のギフトセット。
漆器の重箱の中に、老舗「赤坂青野」の和菓子をたっぷりと詰め合わせたとっておきのお歳暮です♪厳選された素材で作られた和菓子の上品な味わいと、お菓子を楽しんだ後も使える高級感のある重箱の贈り物は、印象に残るお歳暮ギフトになりそうですね。
寒〜い冬はお鍋を囲んであったまろう♪ お歳暮に人気の蟹・ふぐ鍋料理のギフト
冬の寒い時期に、幸せな気持ちを運んでくれる「かに鍋」や「ふぐ鍋」。
特別にお世話になった方へは、とっておきのお歳暮として人気の蟹・ふぐ料理を贈ってみてはいかがでしょうか。
お歳暮として人気の蟹・ふぐ料理3選
お刺身でも食べられる!高鮮度の蟹ギフト
■ カット生ずわい蟹 700g
お刺身でも食べられる、鮮度の高い蟹ギフトセット。
- 価格:
- 6,480円(税込)
ボリュームたっぷり3kg。蟹づくしのお歳暮ギフト
■ こだわりのボイルずわい蟹3kg
600g前後のずわい蟹が5匹セットになった蟹セット。
- 価格:
- 14,800円(税込)
販売累計3万超!山口直送のとらふぐギフト
■ ふぐ鍋・刺身セット4-5人前
2年連続!楽天グルメ大賞、高級とらふぐ鍋・刺身セット。
- 価格:
- 9,980円(税込)
やっぱり高級なお肉は嬉しい!年末にふさわしいちょっと贅沢なお肉・グルメのお歳暮
毎年のお歳暮ギフトとして人気のあるのは、やっぱり最高級のお肉!
とろけるような口当たりの最高級和牛や、上品な味わいのローストビーフなどをご紹介いたします。
ちょっぴり贅沢なお肉・グルメのお歳暮3選
とろけるような柔らかさ。黒毛和牛のすきしゃぶギフト
■ 黒毛和牛A5等級霜降クラシタスライス
最高ランクのA5等級を使用。しゃぶしゃぶ、すき焼きなどの鍋料理にぴったりのお肉。
- 価格:
- 4,980円(税込)
ご自宅が高級レストランに♪ローストビーフのセット
■ カナディアン・ローストビーフ3個セット
切って盛り付けるだけで豪華な仕上がりに。柔らかくジューシーな味わいが口に広がる。
- 価格:
- 3,980円(税込)
おつまみ感覚で食べられる、馬刺しのギフト
■ 馬刺し 赤身 300g おつまみセット
低カロリー・高タンパク質なヘルシー馬刺しセット。大切な方の健康を気遣ったお歳暮。
- 価格:
- 3,699円(税込)
祝いの席にぴったり。年末の宴を盛り上げてくれるビール・焼酎のお歳暮ギフト
お酒が好きな方へのお歳暮には、やっぱりお酒が定番ですよね!
年末年始の祝いの席を盛り上げてくれるビールや焼酎は大人気♪和食にぴったりな日本酒もオススメです。
ビール・焼酎・日本酒のお歳暮ギフト3選
ビール好きには堪らない♪国産ビール飲み比べ18本セット
■ 国産プレミアムビール 飲み比べ 夢の競宴ギフトセット
国産人気のビール350mlが18本もセットになった夢の飲み比べギフトセット。
- 価格:
- 5,480円(税込)
世界一位を受賞!芋焼酎の3本飲み比べセット
■ 日本一&世界一受賞 芋焼酎 飲み比べセット
芋焼酎1800ml×3本セット。日本・世界一位を受賞した高評価の焼酎飲み比べギフト。
- 価格:
- 6,627円(税込)
お正月も大活躍♪いろんな日本酒が楽しめる5本セット
■ 岩手の地酒あさ開 飲み比べセット
10年連続日本酒1位を獲得した岩手の地酒「あさ開」。ミニボトルでいろんな味が楽しめる。
- 価格:
- 3,990円(税込)
小さなお子様も大喜び!大家族の方みんなが楽しめるジュース・お菓子のお歳暮ギフト
お子様がいらっしゃる方へのお歳暮には、家族みんなで楽しめるギフトを選びたいですよね。
ジュースの詰合せは、小さいお子様から大人まで召し上がって頂けますので喜ばれます。
また、定番のお菓子ギフトも、みんなで仲良く分けて食べることができるので、家族が集まる年末にはぴったり♪
みんなが楽しめるジュース・お菓子のお歳暮ギフト3選
フルーツジュースといえば。ウェルチの100%果汁ジュース
■ ウェルチ 100%果汁ギフト(28本)
濃厚で上質な味わいが魅力の果汁100%ジュース。お歳暮のロングセラーギフト。
- 価格:
- 2,697円(税込)
みんなで仲良く食べれる♪キハチの焼菓子詰め合わせギフト
■ キハチ 焼菓子ギフト 8種15個入
パティスリーキハチで人気の焼菓子の詰合せギフト。洋菓子ギフト堂々の1位を誇る。
- 価格:
- 3,390円(税込)
おめでたい日にもぴったり!伊藤久右衛門の抹茶スイーツギフト
■ 伊藤久右衛門 宇治抹茶スイーツ詰め合わせ
天保3年創業、伊藤久右衛門発。濃厚な宇治抹茶を堪能できるスイーツギフト。
- 価格:
- 3,999円(税込)
年越しまでに大人気の味をお届け!お歳暮でオススメのお取り寄せスイーツ
メディアや雑誌で話題のお取り寄せスイーツをお歳暮に贈ってみてはいかがでしょうか♪
お取り寄せでしか食べられないレアなスイーツだからこそ、特別感が増したお歳暮になること間違いなし!
お歳暮に人気のお取り寄せスイーツオススメ3選
一度食べるとくせになる♪ふわふわクリームどら焼き
■ 純生クリームどら焼き 8個入り
増田屋のこだわりは、全てが自家製。いつも変わらぬ味を守り続けている、お取り寄せスイーツで人気の和菓子。
- 価格:
- 2,800円(税込)
TVでも紹介された、ふわふわ濃厚なスフレチーズケーキ
■ 天空のチーズケーキ ギフト スフレチーズケーキ
チーズケーキランキング上位にランクインしたチーズケーキ。メディアや雑誌でも多数掲載された人気ギフト。
- 価格:
- 3,480円(税込)
美味しいだけじゃない!健康にも◎なスイーツギフト
■ 健康スイーツ 彩果の恵み 8個入り
1瓶に100億乳酸菌と希少糖が入った美容と健康に良いスイーツ。チーズケーキとゼリーの2つの食感が楽しめる。
- 価格:
- 3,980円(税込)
お歳暮のお返しは必要?
お歳暮は基本的には目下の方から目上の方へ贈るものですので、お返しは必要ありません。
届いたことの連絡を兼ねて、お礼の電話をしましょう。
また、お歳暮をいただいてから2,3日後に手紙やお礼状で感謝の気持ちを伝えると、より丁寧です。
まとめ
お世話になっている方へ、日頃の感謝の気持ちを込めて贈る「お歳暮」。
基礎知識やマナーはさらっとおさらいして、素敵な年末のご挨拶をしていただけましたら嬉しく思います!
この記事を書くために参考にした本
・岩下宣子監修「贈り方のマナーとコツ」学習研究社
・井垣利英監修「冠婚葬祭とおつきあい 基本のマナー」日本文芸社
・主婦の友社編集「結婚・葬儀・おつきあいのお金とマナー」主婦の友社・他