一生使い続けたい。万年筆の人気ブランドおすすめ14選｜選び方もご紹介

年齢を重ねるにつれて、憧れを抱く「万年筆」。
高級感があり、持っているだけで様になる、嗜好品のような筆記具ですね。
また、万年筆は、使うほど持ち主の手に馴染み、書きやすいと評判です。

こちらでは、ずっと使い続けたくなる万年筆の人気ブランドおすすめ14選をご紹介していきます。
また、万年筆を初めて持たれる方のために、万年筆の選び方もご紹介しておりますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

初心者の方必見！万年筆の選び方

まず初めに、万年筆の選び方についてご紹介していきます。
初めて万年筆を購入される方や、大切な方への贈り物に万年筆を検討されている方は必見です。

ペン先の素材は金かステンレス

万年筆は、ペン先の素材によって書き味が異なるため、選ぶときはペン先の素材に注目しましょう。
ペン先の素材には、主に金とステンレスの2種類あります。

金（10k、18金など）は、ペン先が柔らかく、滑らかな書き味が最大の特徴。
ペン先が少しずつ削れて自分の書き癖に馴染むので、使うほどに書きやすい万年筆となります。
また、酸性のインクにも強く、耐久性に優れています。

一方、ステンレスは、ペン先が硬く、カリカリとした書き味が特徴的な万年筆。
インクの酸に弱いため、金と比べると耐久性に劣りますが、素材自体が安価なため手頃な価格で購入できます。

ペン先の太さは中字〜細字がおすすめ

万年筆のペン先の太さには、極細から極太まで多くの種類があります。

一般的に広く普及しているのは、実用的でどんな場面でも使いやすい中字の万年筆。
手帳やメモ用紙に書き込むことが多い方は、極細または細字の万年筆を使用しています。

初めて万年筆を使う方には、汎用性の高い中字〜細字の万年筆がオススメですよ。

インクの補充方式は3タイプ

万年筆のインクの補充には、吸引式、カートリッジ式、コンバーター式の3タイプあります。

吸引式とは、ペン先をインクボトルに浸して、直接インクをペン軸の中に吸引する方法のこと。
一度に大量のインクを補充でき、一度補充すると長く使えるのが魅力の一つです。
手間はかかりますが、使うほど万年筆への愛着が沸く伝統的で昔ながらの補充方式ですよ。

カートリッジ式は、インクが入ったカートリッジを差し込むだけで補充できる最も手軽な方法。
外出先でインクを切らしても簡単にインク交換ができるのが、最大のメリットです。
手が汚れにくく、持ち運びもしやすいため、初心者の方でも手軽に使える万年筆ですね。

コンバーター（両用）式は、吸引式とカートリッジ式のどちらの補充も可能な方法。
専用のインク吸入器であるコンバーターを用いて吸引する補充方法と、カートリッジで補充する二つの方法を楽しむことができます。

太軸の万年筆は長時間書いても疲れない

万年筆の書き心地は、ペン軸の太さも関係しています。

万年筆を長時間使用する方は、太軸の万年筆を選びましょう。
太軸の万年筆は、握るときに余分な力を必要としないため、長く使用しても手が疲れません。

一方、連続して万年筆を使用しない方や、出先で万年筆をサッと使うだけという方には、取り回しが良く、持ち運びもしやすい細軸の万年筆もオススメです。

一生モノを見つけよう♪人気の万年筆ブランドおすすめ14選

ここからは、人気の万年筆ブランドおすすめ14選をご紹介していきます。
おすすめブランド万年筆の一覧表もありますので、値段やデザイン等を比較して、お気に入りの一本を見つけてみてくださいね。
※2024年1月5日時点の価格を参考にしています。

▶︎人気ブランドから万年筆おすすめを見る
セーラー万年筆、PARKER（パーカー）、Montblanc（モンブラン）、PILOT（パイロット）、プラチナ万年筆、Pelikan（ペリカン）、CROSS（クロス）、山田平安堂、Caran d’Ache（カランダッシュ）、LAMY（ラミー）、TWSBI（ツイスビー）、AURORA（アウロラ）、Waterman（ウォーターマン）、Kaweco（カヴェコ）

人気の万年筆ブランドおすすめ比較一覧表

安心の日本製をその手に。日本の四季を彩る「セーラー万年筆」

高品質な日本製万年筆として有名な「セーラー万年筆」。
日本人が使うことを前提に作られているため、平仮名や漢字特有のトメやハライが書きやすく、万年筆に慣れていない方でも、スラスラと綺麗な日本語を書くことができますよ。
こちらの万年筆は四季をイメージした全4色を展開しており、男女問わずお使いいただけるデザインの万年筆となっております。

コスパの良さ◎！バランスのとれた「PARKER（パーカー）」の万年筆

手頃な価格ながらも、フォーマルシーンで好印象を与える「パーカー」の万年筆。
パーカーの万年筆は、インク漏れを防ぐ構造になっているため、万年筆を使い慣れていない方でも安心して使えるのが特徴です。
黒に金の装飾を施したIMシリーズの万年筆は、クラシカルなフォルムを受け継いだ定番の型の万年筆となっております。

ワンランク上の大人に。筆記具の最高峰と名高い「Montblanc（モンブラン）」の万年筆

1906年から万年筆を作り続けている、老舗メーカー「モンブラン」の万年筆。
漆黒のボディにレッドゴールドが光り輝く、ラグジュアリーなデザインが印象的です。
また、職人の手によって仕上げたれたペン先が、より一層エレガントさを醸し出していますね。
持っているだけでステータスを感じられると、多くのファンを魅了し続けている万年筆です。

さり気なく使うなら♪普段使いにぴったりな「PILOT（パイロット）」の万年筆

種類・価格帯が広く、初心者の方から上級者の方まで楽しめる「パイロット」の万年筆。
豊富な種類を揃えるパイロットの中でも、おすすめの万年筆は「コクーン」シリーズです。
美しい丸みを帯びたフォルムと、ゴテゴテした装飾などが一切なシンプルなデザインが特徴的。
普段使いしやすいシンプルなデザインは、万年筆を初めて使う若い世代の方でも気軽に使えると人気があります。

インクが乾く心配なし！書き味が特徴の「プラチナ万年筆」

セーラー万年筆同様、国産万年筆メーカーでおなじみの「プラチナ万年筆」。
安定した字幅で筆記でき、インクの乾燥を防ぐ特殊な機能も搭載されている優れものです。
ペン先は少し硬めのため、しっかりとした書き味を好む方にオススメ。
また、インクフロー（インク量）が絞られているため、インクが滲みづらく、初心者の方でも手や紙を汚さず使うことができますよ。
鮮やかで深みのあるブルーカラーが、上品なデザインとなっております。

吸引式にワクワクが止まらない！「Pelikan（ペリカン）」の万年筆

スイスの老舗メーカー「ペリカン」のロングセラーモデル、スーベレーン万年筆。
ドイツ語で「優れもの」を意味するスーベレーンの万年筆は、伝統的な吸入式のインク補充方法を採用しているのが特徴の一つです。
人気のグリーンやホワイト、高級感あるレッドなど全5色からお選びいただけます。
本格的な万年筆を持ちたい方や、吸引式でインクを補充してみたい方にぴったりの万年筆ですね♪

女性の方でも持ちやすい、細身でコンパクトな「CROSS（クロス）」の万年筆

創業100周年を記念して販売されて以来、70年以上経った今も世界中で愛され続けている「クロス」を代表するクラシックセンチュリーの万年筆。
鉛筆ほどの細身なフォルムが特徴のセンチュリーは、小さな手の方にも馴染みやすく、サラリとした書き味で人気があります。
ボールペンのように万年筆を持ち歩きたい方や、女性の方にオススメの万年筆ですよ。

持ち手から漂うエレガントな雰囲気。「山田平安堂」の高級万年筆

セーラー万年筆とコラボした、漆器「山田平安堂」の万年筆。
万年筆に伝統工芸である蒔絵を施した蒔絵万年筆は、その立体的な美術描写が生み出す精巧で華やかな美しさが最大の魅力です。
また、国産メーカーである「セーラー万年筆」ブランドが、安定した書き味を実現しています。
持ち手から放たれる品のある高級感と、その書き心地に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

上品な蒔絵の万年筆をもっと見たい方はこちら＞＞

スタイリッシュで美しい「Caran d’Ache（カランダッシュ）」の万年筆

1924年にジュネーブで誕生、スイスを代表する筆記具メーカーの「カランダッシュ」。
ブランドを代表する「六角形」が特徴的なエリクドールコレクションは、半世紀以上も変わらぬデザインとして多くの方に愛され続けています。
統一感のある直線模様が全面に彫刻されたシルバーの万年筆は、スタイリッシュながらも存在感を発揮していますね。

握り心地バツグン！オシャレな「LAMY（ラミー）」の万年筆

ドイツ・ハイデルベルグ生まれの筆記具ブランド「ラミー」。
世界中の筆記具ファンから絶大な支持を集めるサファリシリーズは、人間工学に基づいた握りやすいグリップとレトロ感あふれるビビットカラーのボディが特徴です。
手にフィットする持ち心地で、見た目もオシャレな万年筆は、初めての方にもぴったりですね。

本格派万年筆をリーズナブルに。「TWSBI（ツイスビー）」の万年筆

近年日本でも話題の、台湾メーカー「ツイスビー」の万年筆。
吸引式の万年筆が、リーズナブルに購入できると、万年筆ファンの間でも話題となっております。
また、スケルトンボディで中のインクが映えるため、見た目もオシャレなデザイン。
気軽に本格的な万年筆をお楽しみいただきたい方にオススメしたい1本です。

幻想的で美しいボディが魅力、「AURORA（アウロラ）」の万年筆

1919年創業、イタリアで最初の万年筆メーカー「アウロラ」の万年筆。
有名な建築家やデザイナーを起用したデザインセンスは素晴らしく、美しいフォルムデザインに一目惚れされる方も多いのが特徴の一つ。
また、他の万年筆では体験できない「サリサリとした」書き心地が魅力でもあります。
宝石のような、美しく幻想的な雰囲気の万年筆は、一生モノとなること間違いありませんね。

ペン先が硬くて書きやすい♪「Waterman（ウォーターマン）」の万年筆

世界で初めて毛細管現象を応用した万年筆を生み出した「ウォーターマン」。
ペン先が硬く、軸が重たいので初心者の方に優しい万年筆となっております。
エキスパートシリーズは、シンプルでありながら高級感のあるスタイリッシュなデザインが特徴的。
また、太めで丸みのあるボディは手に馴染みやすく、長時間書き続けても手が疲れにくいので、日常的に使うのにも適していますよ。

スタイリッシュで可愛らしさもある。Kaweco（カヴェコ）の万年筆

ドイツの老舗メーカー「カヴェコ」の万年筆。
ペン先・インプリント・キャップのロゴがシルバーで統一されているため、スタイリッシュさも◎。
上品さが際立つ優しい色合いで、ファッション性も兼ね備えたシリーズです。
性別問わず、お使いいただける人気の万年筆ですよ。

まとめ

いつかは手にしたい、万年筆。
高級なものもあれば、リーズナブルに手に入れられるものまで、様々な万年筆があります。
こちらの記事で、みなさんが納得のいく“一本”に出会えることを願っております。