お仕事を勤め上げた方に感謝の気持ちを込めて贈る「退職祝い」。
お世話になった上司の方へ、想い出やご縁を大切に想う気持ちを込める贈るものとして、漆器はぴったりです。漆器というと食器を想像するかもしれませんが、ステーショナリーやゴルフマーカーなど、様々な選択肢がございます。
漆器の上品な質感と、“割れにくい”素材の特性は、少し年の離れた目上の方に贈るのに良いでしょう。
今回は、職場の方へ贈る退職祝いのマナーについてもまとめつつ、目上の方へお送りするのにおすすめの漆器をご紹介いたします。
退職祝いとは
目上の方へのお礼、寿退社するかたへのお祝いといった形で、お世話になった方へ感謝の気持ちを込めて贈る退職祝い。
退職とはいえ、この退職で就業を終えるのではなく、その後も何らかの形で働いたり、新しい趣味をスタートさせる方も多いのではないでしょうか。
お礼の気持はもちろんですが、「新たな門出」という意味合いを含んだ贈り物を選ぶのが良いでしょう。
退職祝いを贈るタイミングは、送別会の有無をまず確認。
退職が正式に決まってから、遅くとも1,2週間以内に贈ります。
冨田 いずみ『心から喜んでもらえる 贈りもののマナー』(高橋書店、二〇一六)八二頁
一般的には、退職すると社内で発表があった場合は1~2週間のタイミングに贈ります。最終日は荷物が多かったり、あいさつ回りなどで慌ただしい一日となる方も多いかと思いますので、避けたほうが無難です。
そして、まず確認したいのが、送別会の有無。
送別会がある場合は、そのタイミングで贈るのがベストでしょう。送別会の終盤であったり、送別会で個人的に話すタイミングなど、退職する方を気持ちよく送り出せるよう心がけながら渡します。
送別会がなく、個人的に渡す場合は、いくつか気をつけたいことがあります。
送別会がない場合に、個人的に退職祝いを贈るなら。
直属の上司や先輩の方など、大変お世話になったという方へ個人的に退職祝いを贈りたい・・・という場合に注意したいのが、退職祝いの渡し方です。
基本的に、社内はNG。贈り物を用意していない方や、贈られる方と社内での関係性などを踏まえると、誰かが気まずい思いをしてしまう可能性もあります。
自宅へお贈りしたり、個人的に目立つ場所は避けて渡すなど、退職する方への配慮を第一に考えましょう。
熨斗(のし)の書き方、選び方
のし紙・金封とも、水引は紅白の蝶結び(花結び)が基本です。金封には、あわび結び(あわじ結び)も使えます。
表書きには「御引退御祝」「御定年御祝」「御祝」「御餞別」などが使われます。
冨田 いずみ『心から喜んでもらえる 贈りもののマナー』(高橋書店、二〇一六)八二頁
感謝やお礼の気持ちを込めて贈る場合も多いかと思いますので、「感謝」、「御礼」を表書きとしても良いですね。
退職祝いのおすすめの漆器5選
漆器は、普段使いの食器としての一面はもちろんのこと、古くから御祝いの席を彩る晴れの器という役割を担ってきました。今回は、退職祝いにおすすめの、様々な漆器をご紹介いたします。
文房具や鞄などビジネスに必要なものは、「勤勉であれ」という意味を避けるため、上司には送るべきでないという考えがあります。しかしながら、新たなスタートを迎えるという方も多いのではないでしょうか。上司の方の価値観を尊重すれば、絶対に贈ってはダメ、というものはないはずです。
【山田平安堂】片口 縁錫
お椀のように口が広く、注ぎ口のある酒器・片口。どっしりとした重厚感のあるデザインに、上品な漆器の輝きが特徴的な一品。
たっぷりお酒を入れることができる大きさなので、静かにゆっくりとお酒を楽しめる。日本酒が好きな方へおすすめ。
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【山田平安堂】蒔絵ボールペン 龍閃
漆黒のボディに、日本の伝統的な装飾である蒔絵(まきえ)を施したボールペン。躍動感のあるデザインが特徴的。
伝統を大切にしながらも、どこかユーモアのあるボールペン。また、値段は上がるが万年筆もおすすめ。
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【山田平安堂】ゴルフマーカー だるま/千鳥/蜻蛉/白檀
漆塗りで仕上げた、珍しいゴルフマーカー。選べる3つの絵柄は、禅の言葉をモチーフにしたもの、落ち着きあるモダンなもの、桜と梅の可愛らしい柄のもの。
手ごろなサイズ感なので贈りやすいのも特徴。ゴルフ好きの方へ。
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【山田平安堂】手文庫 秋草
艶やかに塗り上げられたボディに、美しい秋の情緒漂う絵柄を伝統工芸の蒔絵で描いた手文庫(てぶんこ)。大切な書類を保管するとともに、その美しい佇まいが特徴的。
ご自宅に想いのこもった書斎をお持ちの方などに贈りたい。
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【山田平安堂】パネル 紅白梅流水之図
壁掛け用にも使える、国宝『紅白梅図屏風』を、日本の伝統的な蒔絵で忠実に再現した作品。金銀粉を蒔いた後、さらに磨き上げる日本の伝統技法「蒔絵(まきえ)」と古典美術のハーモニーが、その場を華やかな雰囲気に一変させるインテリア。
新しく開業される方や、自宅のリビングや寝室、書斎などで芸術品を嗜む方へおすすめ。
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まとめ
末永くお使い頂ける漆器。感謝の気持ちを込めながら、これからの活躍を応援するような、華やかな贈り物を選びたいですね。