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万年筆 ~。


使い込んでいくうちに持ち手の書き方に馴染んでいき、
より心地よい書き心地を生む万年筆。そんな万年筆に
魅了される方は多いのではないでしょうか。

万年筆に伝統工芸である蒔絵を施した「蒔絵万年筆」は
その立体的な美術描写が生み出す精緻さ、流麗さが魅力的な存在。

私たち平安堂も長年この蒔絵万年筆に関しまして
形にしていきたいという思いがございました。

しかしながら、蒔絵万年筆を形にする上で、
私たち平安堂には一つ大切にしたいことがございました。


それは、「さりげなく品の良い風合いを醸し出し、
持ち手の美意識を感じさせる」ような万年筆を
形にしたい、という思いです。

一般的に蒔絵万年筆というと、技術の限りを尽くした
美術品・嗜好品の側面が強い印象がございます。

そのような蒔絵万年筆の美しさは、もちろん私たちも大切にしたいものですが、
それとは別の形で「持ち手が自然な気持ちで用いることができて、品の良い美しさを
醸し出すような蒔絵万年筆」もあってよいのでは、という考えがございました。


ビジネスの場面で言えば、あまりに個性の強い小物を手にされた方が、
時に自己主張を感じすぎる時がございます。

口数は少ないけれども、どこか大人としての凛とした佇まいを感じさせる人とは、
身につけているものの派手さではなく、さりげない立ち居振る舞いの美しさや、
控えめながらも考えに筋の通った装いをしていること。

そうした“そこはかとなく”持ち手に美しさを添えるような、
そんな持ち手の美意識を表すような万年筆を形にしたいと思い
お作り致しましたのが、こちらの蒔絵万年筆でございます。

 







漆工芸や蒔絵は、うつりゆく日本の四季や繊細な感性を
多くの装飾品として「漆=JAPAN」と訳されるまでに愛された
伝統工芸です。漆の語源が、“麗しい(うるわしい)”という
言葉にあるように、漆工芸は「装飾美」として日常に心に
やすらぎを与えてきた存在でございます。

私たち平安堂は、食器としての漆器を形にするだけではなく、
こうした漆工芸の持つ美しさを日常の生活に麗しさを与える
ものとして、様々な形で表現して参りました。

そして今回、「万年筆とカフスボタンで彩るコーディネート」
をご提案したいと考え、こちらの万年筆と同じ意匠を施した
カフスボタン(カフリンクス)をご用意致しました。

同じ革素材の靴とベルトを合わせたり、同じ系統のカラーで
バッグやアクセサリーを揃えたりと。ファッションの分野
では、色や素材を組み合わせるコーディネートの楽しみが
ございます。

「男性にとっての唯一のアクセサリーは時計だけ」と言われる
こともあるぐらい、男性にとってあまりアクセサリーのような
美の個性が強いものは遠慮される分、装いの仕方や、思考性
の感じられるささいな工夫が好まれることがございます。

今回の「万年筆とカフスボタンのコーディネート」は、
ともすれば見る人が気づかないものかもしれません。

しかしながら、そんなさりげないファッションの工夫だから
こそ、それに気づかれた方が思わずはっとするような美しさが
ございます。そして、その美しさとは外見の美しさではなく、
「美しさとは全面的に押し出すものではない」という
持ち手の美意識を表現するもののように感じます。










日本製の万年筆のペン先は、その品質が世界的に高く評価されて
おります。それはなぜかと言いますと、“トメ””ハネ”“ハライ”など、
精密な表現が求められる漢字・かな文化の中で万年筆の
品質向上を100年以上にわたり追求されてきたからです。


ペン先の先端部分をペンポイントといいますが、
万年筆の書き心地をよくするために欠かせない
とされるのが、このペンポイントの「研ぎ」と言います。

一般的にペンポイントは「丸研ぎ」という
球状に近い形で加工されることが多いのですが、
こちらは「長刀研ぎ」という技法で仕上げられております。


ペンポイントを長刀のように長い形状に仕上げることで、
すべりが良く、滑らかに書けるようになります。そして
この研ぎの特徴的なことなのですが、万年筆を用いる角度を
調整すれば、細字から太字まで自由自在に描けるという
書き手の裁量を広げる能力を備えているのです。


非常に手のかかる研ぎの技法のため、戦前の万年筆の
大量生産の流れの中で徐々に姿をなくしていた技法ですが、
今回万年筆のボディをご提供頂いたセーラー万年筆様の
熟練の名工の方の手によって形になりました。


21金の柔軟なボディのペン先に匠の技術を込めた一品。
極上の書き味をお楽しみいただければと思います。










 
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