本当に欲しい汁椀が見つかる!おすすめ10選を漆器専門店のプロがご紹介
和食は必ず箸を用いるわけであるから、塗り箸の口当たりと同じ漆の汁椀は、いかに時代が変わろうが、日本人のだれでもが暗黙のうちに欲し、共感できる日用品である。
引用元: 原 研哉『椀一式 使う漆器へ』(実業之日本社、二〇一〇)八頁
毎日の食事に登場するお味噌汁を、美味しくいただく。
それは日本の食文化の基本であり、一日を豊かに過ごす秘訣でもあります。
手で持ち、口につけて直接汁を啜るお椀には、きっと誰しもが少なからずこだわりを持っているもの。
そして、そのこだわりは、体に直接触れるものだからこそ、時に無意識であったり、自覚していないものがあります。
言葉にできない肌触りが好きで手にした食器など、誰しもが一つはお持ちではないでしょうか。
汁物をとことん美味しく頂くための、自分だけの汁椀を探してみませんか。
とにかく様々な汁椀を見て、触れて、自分だけのこだわりを知ることが重要です。
そこで、こちらの記事では、汁椀を選ぶポイントとおすすめの汁椀をご提案しております。
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。
永く使える、毎日使いたくなる。木製漆塗りの汁椀

唇に触れるものが、プラスチックか、土のものか、漆かというのは気分的にもものすごい差があると思います。
引用元: 赤木 明登、日置 武晴、高橋 みどり『毎日つかう漆のうつわ』(新潮社、二〇〇七)八頁
素材に注目して汁椀を選ぶのであれば、お椀そのものが何でできているか、つまり、素地の素材と、塗料の2つを考慮する必要があります。
素地は、耐久性はもちろん、手に取ったときの重さや、熱いお味噌汁を入れた時に重要な耐熱性、といった点に関わります。
塗料は、お手入れのしやすさ、肌なじみ、唇が触れたときの感覚を作用します。
手で持って直接口をつける汁椀だからこそ、他の食器よりもこだわりたいポイントですね。
長く使える「漆器の汁椀」の選ぶポイント
せっかくこだわりを持って汁椀を選ぶなら、長く使える木製の漆塗りの汁椀がおすすめです。
漆が木目の間にしっかりと染み込み、何度も漆を塗り重ねて仕上げられているので、かなり丈夫です。
一般的な食器とほぼ同じように使え、漆が剥げてきたら修理もできるので長く使えますよ。
そして、手に持っても熱くなく、軽くて使いやすい漆器の汁椀は、シチューやポトフなど、お味噌汁以外のスープにもご活用いただけます。
普段の食卓で使うシーンを想像しながら、汁椀を選ぶと良いでしょう。
宮内庁御用達の漆器専門店、汁椀のオススメ10選

こちらでは、1919年創業「漆器 山田平安堂」の木製漆塗りの汁椀をご紹介します。
宮内庁御用達としても知られる山田平安堂は、外務省や各国大使館へも漆器を納めている老舗漆器ブランド。
先人達の伝統を大切にしつつ、現代のライフスタイルに合い、オリジナリティーに富んだ新しい漆器の提案を心掛けています。
中でも、お椀シリーズは天然木/漆塗りという最高品質にこだわり、他にはない美しいデザインのものを多く取り揃えております。
様々なものを見比べてみると、自分でも気づいていなかったこだわりが見えてくるかもしれません。
まろやかな塗りを楽しむ、スタンダードな汁椀
汁椀 まゆみ
丸みのある美しいフォルムが、優しい印象を与える「汁椀 まゆみ」。スタンダードな一客として、日常に寄り添います。
汁椀 まゆみへ寄せられたレビュー
見た目・質感ともに重厚感があり上品です。
使うたびにテンションが上がります。
夫婦で“お揃い”の食器を使う、幸せ感じるペアの汁椀
夫婦椀 金帯(ペア)
お椀の縁と底に描いた金の帯には、幸せの輪がいつまでも続きますように、という願いが込められています。朱色と黒色の2色ペアセットですので、ご夫婦一緒にお使いいただけます。お揃いのペア椀をお探しの方や、結婚記念日など、ちょっと特別なお祝いのギフトをお探しの方にもおすすめです。
夫婦椀 金帯へ寄せられたレビュー
職場の先輩の結婚祝いに購入しました。50代のご夫婦ですが、自分では買わない物なので嬉しいと喜んでいただけました。
若い方には向かないかもしれませんが、ある程度の年齢の方でも汁椀にこだわる方は最近少ないと思いますので、プレゼントにちょうどいいかなと思いました。
他の食器類と違って、割れないので長く使えるのもポイントが高いですね。
欅(けやき)の木目をスタイリッシュに。モダンな汁椀
汁椀 欅平筋
木目が最も美しいとされる「欅(けやき)」の汁椀。ろくろを回しながら器の表面に筋を入れていく“平筋”デザインは、手にも馴染みやすく、持ちやすいのが特徴です。毎日使う汁椀だからこそ、軽くて扱いやすいお椀だと嬉しいですよね。
汁椀 欅平筋へ寄せられたレビュー
薄くて軽いことにちょっと驚きました。だけど丈夫そう。飲み口の部分が少し外に反ってることで、お味噌汁が注ぎやすいことに感動。
また洗う時に指がかかるので滑らないことに感動。大事に使っていこうと思わせる品でした。
「塗り」と「木目」、それぞれの表情を味わう汁椀
汁椀 塗分
1客のお椀の半分をマットに、もう半分を木目が見えるように塗分けている汁椀。漆塗りの艷やか質感と木目の美しい表情を味わうことができます。色のコントラストと同時にお楽しみ下さいませ。
汁椀 塗分へ寄せられたレビュー
新生活に向けて食器一式を揃えることになり、デパートでこちらの汁椀を見つけた後、様々な汁椀と比較した上で黒とあかねのセットを購入するに至りました。
届いた品物は実際にデパートで見たものと同様に木目や色味が美しく、とても品があり満足しています。季節を問わず使えるデザインで、これから使用するのが楽しみです。おまけのお箸も汁椀に合うよう配慮して頂いたのか、黒とあかねが一膳ずつ入っていて、シンプルで使いやすそうなものでした。汁椀と一緒に大切に使っていきたいと思います。
他にも気になっているものがあるので、また機会があれば利用させていただきます。とても良い買い物でした。
使うほどに、愛着が湧く。普段使いにふさわしいシンプルな汁椀
汁椀 欅
毎日使うお椀だからこそ、良いものを手にしたい。「シンプルで使いやすい」汁椀は、丁寧な暮らしにふさわしい1客です。
木目の見える“汁椀らしい”デザインに、日々の食卓にもなじむ自然な風合い。日常使いの汁椀をお探しの方はぜひ。
汁椀 欅へ寄せられたレビュー
今回は日常用として探す中目に留まり全ての内容気に入り購入です、商品届き現物見ネツト見る中商品と同じでありよかったです、大事に使います満足:満足です。
そのデザインに一目惚れ。いつまでも眺めていたい、梅水引の夫婦椀
夫婦椀 梅水引
凛とした花を咲かせる梅の花を蒔絵で描いた、水引模様のペア汁椀「梅水引」。細やかな幾何学模様の中にも、職人ならではの温かみのある筆使いと上品さを感じられます。デザインはもちろん、縁の部分に少しカーブをかけてフォルムにも気を遣っているため、汁物をサラサラといただくことができます。目を奪われる見た目と、その使い心地の良さは、一度使ったら虜になること間違いありません。
夫婦椀 梅水引へ寄せられたレビュー
母の米寿の誕生日の贈り物として購入しました。とても素晴らしい出来上がりで、母も喜んでくれました。購入して良かったと思います。
日本の食卓に、心が“和む”空間を。心がホッと温まる汁椀
汁椀 なごみ
手にやさしく馴染むよう、ゆるやかな波状のフォルムに仕上げたこちらの汁椀。他の食器と合わせてお使いいただけるよう、ほんのり明るい“洗朱”のカラーを採用しています。ほっと落ち着く、そんな気分にさせてくれる汁椀は、毎日の食卓に欠かせません。
おめでたい絵柄のひさごと春秋を描いた汁椀
睦椀 ひさご春秋
おめでたい絵柄の「ひさご」に桜と紅葉の「春秋」を加えた、四季をお楽しみいただける漆椀。すっきりとしたフォルムに艶のある上品な漆塗りが特徴的。
睦椀 ひさご春秋へ寄せられたレビュー
ちょうど良い大きさで、絵柄も可愛く、普段用に使いやすい。おすすめです
食卓に温かみを。ぼかしのデザインを楽しむ汁椀
汁椀 ぼかし
朱と黒のグラデーションが美しい「ぼかし」の汁椀。飯椀とセットで使っても◎。毎日の食卓を彩る、ホッとする色合いをお楽しみください。
汁椀 ぼかしへ寄せられたレビュー
自分用として購入しました。毎日愛用していますが、手にぴったり収まりとても使いやすいです。重すぎず、また洗いやすく良い物と出会えてとても良かったです。
大切に使い、家族の分も少しずつ増やしていこうと思います。
「鶴」と「亀」を愛でて楽しむ、仲睦まじいペアの汁椀
夫婦椀 鶴亀(ペア)
「鶴は千年、亀は万年」といわれるように、長寿でおめでたいとされている絵柄です。2つを並べると、まるで見つめ合うようかのようなデザインに。縁起の良いお椀を使うだけで、日々の暮らしを豊かにしてくれそう。ご夫婦で、仲睦まじい食卓をお楽しみ下さいませ。
夫婦椀 鶴亀へ寄せられたレビュー
使用してみた感想は、どんなお味噌汁を作っても美味しそうに料理を見せてくれる汁椀だなと感じたのと、持った時の感触がぷくっとしていて木の形が余裕がある感じでバタバタしている時でも何となくこちらでお味噌汁を飲むと落ち着かせてくれるような気分にさせてくれると感じました。プレゼントで頂いたお箸も掴み易く気に入りました。ありがとうございました。
お気に入りの汁椀で毎日の食事をもっと豊かに
こちらでは、木製漆塗りの汁椀を老舗ブランドからご紹介いたしました。
ここでご紹介した汁椀以外にも、まだまだ豊富に取り揃えていますので、ぜひ公式サイトで他の汁椀も見ていただけると幸いです。
こういった専門店を訪れると、一度にたくさんのお椀に触れることができ、思いのよらない出会いがあるもの。自分だけのお気に入りの汁椀を見つけて、皆さんの日々の食事がもっと豊かなものになることを願っております。