【二十四節気】雨水(うすい)とは?意味やこの季節の風物詩など基礎知識をご紹介

【二十四節気】雨水(うすい)とは?意味やこの季節の風物詩など基礎知識をご紹介

雨水(うすい)は、二十四節気のひとつ。
現在の暦では2月18日・19日頃からの期間を言います。

こちらでは雨水について、意味や七十二候、雨水のころのイベントや豆知識などをお伝えします。



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宮内庁御用達 漆器 山田平安堂
宮内庁御用達漆器山田平安堂
創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。




雨水は「雪が雨に変わるころ」

雨水(うすい)は、日本の季節の目安となる二十四節気のはじめから2番目の節気で、寒さが次第にゆるみ、雪が雨に変わるころのことを言います。
積もっていた雪が解けはじめ、水に変わるころという意味もあり、昔から春の耕作を始める目安ともされていました。

2025年の雨水は2月18日(火)~3月4日(火)。
3月5日からは次の節気「啓蟄(けいちつ)」です。



七十二候では「土脉潤起」「霞始靆」「草木萌動」

二十四節気のそれぞれを「初候」「次候」「末候」の三つに分けたものが「七十二候」です。
2月18日~3月4日は七十二候で「土脉潤起」「霞始靆」「草木萌動」となります。



土脉潤起(つちのしょううるおいおこる) 2月18日頃~


雨水の初候「土脉潤起」

雨水の初候は「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」。
雪解け水によって土が潤っていく時期のことをいいます。
雪解け水やこのころ降る雨は、植物が成長するために欠かせない恵みをもたらします。



霞始靆(かすみはじめてたなびく) 2月23日頃~


雨水の次候「霞始靆」

2月23日からは、「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」。
春の霧のことを「霞(かすみ)」と呼びます。
少しずつ日差しが春らしくなり、空気が湿り気を帯びてくることで、山々のふもとに霞がたなびきます。



草木萌動(そうもくめばえいずる) 2月28日頃~


雨水の末候「草木萌動」

雨水の末候は「草木萌動(そうもくめばえいずる) 」。
芽吹きの季節となり、山や野原の草木の緑が萌え出ます。
いよいよ陽気も春らしくなってきます。



雨水のころに旬を迎える食べ物


雨水の行事食・食べ物

雨水のころは、小松菜やキャベツなどの葉野菜が美味しい季節です。
小松菜は風邪予防に良いビタミンだけでなく、カルシウムや鉄分など身体の健康に欠かせない栄養が沢山含まれている野菜。
雨水の時期は「三寒四温」ですから、寒い日には温かいスープやお味噌汁にビタミンが豊富な野菜を入れて、季節の変わり目を元気に乗り切りましょう。

また果物では3月にかけていちごも美味しいころ。
春を感じる食卓に、彩り豊かな旬の食材を取り入れてみてはいかがでしょうか。



雨水のころの行事・イベント


雨水の行事・イベント

雨水のころに行われる行事・イベントには以下のようなものがあります。

・天皇誕生日(2月23日)
・ひな祭り/桃の節句(3月3日)
・梅祭り


天皇誕生日は国民の祝日。
皇居ではこの日に一般参賀が行われ、内閣総理大臣や各国の大使を招いた祝賀会も行われます。

また雨水のころは梅が見ごろを迎える季節でもございます。
2月から3月にかけて、天満宮など各地の名所で梅祭りが行われますので、ぜひお近くのイベントの開催情報を調べてみるのもおすすめです。



雨水にまつわる豆知識

ここからは、雨水にまつわる豆知識をご紹介します。



霞と霧の違いは?


霞と霧の違いは?

雨水の次候は「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」。
霞(かすみ)と霧(きり)は、現象としては同じものを指しますが、霞は春の季語、霧は秋の季語として用いられます。

また春の夜に出る霞のことは「朧(おぼろ)」と呼ばれます。

ちなみに「霞」も「朧」も、気象用語ではなく、主に文学的な表現でのみ使われる言葉だそうです。
普段あまり意識して使い分けることはないかもしれませんが、季節ごとに色々な表現がある日本語ならではの面白さが感じられます。



雨水と春節の関係とは?


雨水と春節の関係

中国をはじめとした中華圏の国々でお祝いされている「春節(旧正月)」は、実は二十四節気の雨水と深い関係があります。

春節は月の満ち欠けを基準とする「太陰暦」によって日付が決まっており、具体的には「雨水の直前の朔日(新月の日)」が春節となります。
日本では明治のはじめのころまでは旧正月をお祝いしていましたが、明治政府によって太陰暦が廃止されたことにより一部の地域を除いてあまりお祝いされなくなりました。

2025年の春節は1月29日(水)。
中華街では春節が盛大にお祝いされるほか、中華圏からの観光客が増える時期です。
また長崎では毎年春節の時期にランタンフェスティバルが開催され、期間中は街中を極彩色のランタンが彩ります。



雨水に雛人形を飾ると縁起が良い?


雨水に雛人形を飾ると縁起が良い?

3月3日の桃の節句に飾る雛人形は、だいたい一ヶ月前の立春(2月3日・4日)から、2月中旬ごろまでに飾り始めるのが習わし。
中でも、雛人形はもともと身にふりかかる厄を人形に託して川(水)に流すものだったことから、水にまつわる「雨水」のはじまりの日に飾ると良縁に恵まれる、とも言われています。
雨水はたいてい2月の18日か19日ですから、立春を過ぎてまだお人形を出していないというご家庭は、雨水の日をひとつの目安にして飾れると良いでしょう。

ちなみに片付ける日は3月4日・5日頃にはじまる次の節気「啓蟄(けいちつ)」が良いとされています。
3月3日を過ぎてもずっと飾りっぱなしにしないようという意味が込められていますが、湿気の多い日に仕舞うと雛人形が傷む原因となってしまいますので、3月中旬ごろまでの、乾燥した陽気の良い日を選んで仕舞うのがおすすめです。



雨水のころにおすすめ。山田平安堂の漆器ギフト

宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、季節が春にかわり、生命の芽吹きを感じる雨水のころの食卓を豊かに彩る器を、多数ご用意しております。
大切な方へのギフトにも安心してお選びいただけますよう、熨斗・ラッピングの無料サービスも承っておりますので、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。

※表示価格は2025年1月27日現在のものです。



春の野菜たっぷりのお味噌汁をいただく夫婦椀

商品名:夫婦椀 朴々(ペア)
価格:13,200円(税込)


毎日の食卓に心地よく寄り添う、漆塗りのペア椀です。
漆塗りならではのまろやかな艶を感じていただける、花塗りという技法でお作りしております。
旬の食材を美味しくいただく、素朴でも豊かな食卓でお使いいただきたい器です。

商品ページで詳しく見る



四季を表す桜と紅葉を描いた夫婦椀

商品名:夫婦椀 ひさご春秋
価格:33,000円(税込)


四季を表す「桜」と「紅葉」を、無病息災や子孫繁栄の意味がある縁起の良い瓢箪(ひょうたん)の中に描いた夫婦椀です。
ペアのお椀は「これからの日々も仲睦まじく食卓を囲んで下さい」という意味を込めた贈り物。
ご結婚祝いはもちろん、ご夫婦の周年記念日や長寿祝いとしてもおすすめです。

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ふっくら美味しいご飯をいただく天然木のめし椀

商品名:めし椀 桃・苔・藍
価格:11,000円(税込)


天然木をひとつひとつ丁寧にくり抜いた木製のめし椀に、まろやかで明るい色合いでグラデーションの装飾を施しました。
木製のめし椀は陶器に比べて、軽く手も熱くなりにくいという特徴がございます。
炊き立てのご飯をもっと美味しくいただけくための器として、春の食卓にいかがでしょうか。

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笑顔ほころぶ食卓に。梅の花を描いた夫婦箸

商品名:夫婦箸 吉祥梅(ペア)
価格:11,000円(税込)


春の訪れを告げる梅の花を描いた、おめでたい夫婦箸です。
梅は人と人とのご縁を結ぶ花としても親しまれており、ご結婚祝いやご夫婦への贈り物としてもおすすめしております。
同じ絵柄の木箱に入れてお届けいたします。

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タペストリーをかけるように飾る金扇インテリア

商品名:飾り扇 ひなまつり
価格:33,000円(税込)


ひなまつりを迎える季節にぴったりの、お雛様を描いたインテリアです。
華やかな金の扇に、伝統工芸「蒔絵」でお雛様とお内裏様を描きました。
季節のインテリアとして、またかさばらない雛人形として、この季節にぜひお楽しみくださいませ。

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季節の贈り物に。愛らしいお雛様の器とひなあられのギフト

商品名:ひなあられセット
価格:7,150円(税込)


手のひらサイズの可愛らしい器に、仲良く寄り添うお内裏様とお雛様を描きました。
創業120年老舗「赤坂青野」のひなあられは、お米の甘みがじんわりと感じられる昔ながらの味わいです。
この季節ならではの贈り物として、内祝いギフトにもおすすめです。

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宮内庁御用達漆器山田平安堂について

1919年創業。宮内庁御用達を頂戴いたしました、先人達の伝統を大切にしつつ現代のライフスタイルに合い、オリジナリティーに富んだ新しい 漆器の提案を心掛けております。贈り物にもご自宅用にも、“思わず語ってしまいたくなるような器”をご提案させていただいております。



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