【二十四節気】小寒(しょうかん)とは?意味やこの季節に旬を迎える食べ物などをご紹介

小寒(しょうかん)は、二十四節気のひとつ。
現在の暦では1月5日~1月19日頃で、ちょうとお正月休みが終わったころから、1月の中旬にあたります。
こちらでは小寒について、意味や七十二候、旬の食べ物などをお伝えします。
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

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小寒は「寒さがもっとも厳しくなるころのはじまり」

小寒(しょうかん)は日本の季節の目安となる二十四節気の一つで、冬の寒さがもっとも厳しくなるころのはじまりを指します。
この時期に出すのが「寒中見舞い」。
小寒の初日を「寒の入り」と呼び、寒の入りから節分(立春の前日)までの時期を一年でもっとも寒い「寒(かん)」の季節として、お互いを気遣っていたわる手紙や贈り物をこう呼びます。
2025年の小寒は1月5日(日)~1月19日(日)。
1月20日からは次の節気「大寒(だいかん)」です。
この頃に行われる寒中行事
小寒から次の節気である大寒にかけての「寒の内(かんのうち)」には、寒い時期ならではの行事が多く行われます。
寒稽古

寒の期間に武道や芸事などの稽古を行うことを「寒稽古(かんげいこ)」と呼びます。
特に冬の寒さの厳しい早朝に行われる寒稽古は、技術の向上はもちろんですが、どちらかと言えば精神力を鍛える「修行」のような意味合いを強く持っています。
また寒く張り詰めた空気の中稽古をすることで、身も心も清めるという目的がありました。
寒中水泳
寒稽古と同じく、寒の内に行われる水泳行事のことを「寒中水泳」と呼びます。
寒中水泳は身を清め精神力を高めるといった目的のほか、血液の循環を促して新陳代謝が良くなったり、風邪をひきにくくなったりといった効能があると言われています。
寒仕込み
寒の時期に味噌や醤油、酒などの仕込みを行う「寒仕込み」。
冬の最も寒い季節に汲んだ清らかな「寒の水」を使い、また温度が低く発酵がゆっくりと進むことから、美味しく仕上がるのが特徴です。
七十二候では「芹乃栄」「水泉動」「雉始雊」
二十四節気のそれぞれを「初候」「次候」「末候」の三つに分けたものが「七十二候」です。 1月5日~1月19日頃は七十二候で「芹乃栄」「水泉動」「雉始雊」となります。
芹乃栄(せりすなわちさかう) 1月5日頃~

小寒の初候は「芹乃栄(せりすなわちさかう)」。
春の七草のひとつでもある「芹(せり)」が盛んに成長するころ、という意味がございます。
1月7日は「人日の節句(七草の節句)」と言って、一年の無病息災を願い「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」の七草を入れた七草がゆをいただくのが習わし。
爽やかな香りと食感を持つ芹は、春を待つ食卓に欠かせない存在です。
水泉動(しみずあたたかをふくむ) 1月10日頃~

1月10日からは、「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」。
ここからが冬本番の寒さという頃ですが、雪の下では少しずつ春に向けて水が動き始めているということを指した言葉です。
雉始雊(きじはじめてなく) 1月15日頃~

小寒の末候は「雉始雊(きじはじめてなく)」。
雄の雉が求愛のために高い声で鳴くころのことを指します。
早春に鳴く雉は「春を告げる縁起の良い鳥」として日本では古くから大切にされている存在でもあります。
小寒の頃に旬を迎える食べ物

小寒の頃は、脂ののった寒ブリや身が引き締まった牡蠣など、海の幸が美味しい季節。
また透き通った身と歯ごたえが楽しめる河豚(ふぐ)も、この時期に旬を迎えます。
1月7日の「人日の節句(じんじつの節句)」には、春の七草を取り入れた「七草がゆ」をいただく風習があります。
お正月明けで少し身体が重いという方もいらっしゃるかもしれませんが、寒さの厳しくなる季節、栄養の豊富な旬のものを美味しくいただいて、元気に乗り切りましょう。
小寒の行事・イベント

小寒(1月5日~1月19日)の頃には、以下のような行事・イベントがあります。
・人日の節句・七草がゆ(1月7日)
・鏡開き(1月11日)
・成人の日(1月第2月曜日)
・小正月(1月15日)
1月7日は五節句のひとつ「人日の節句(じんじつのせっく)」。
無病息災を願って七草がゆをいただくことから、別名「七草の節句」とも呼ばれます。
また地域によっては1月7日までを「松の内」とし、昔は松の内が終わると年神様が山にお帰りになったとして日常生活に戻りました。
1月15日の「小正月」には、各地でその年のお正月飾りなどを天に返す「どんど焼き」が行われます。
小寒にまつわる豆知識

ここからは、小寒にまつわる豆知識をご紹介します。
「寒四郎」「寒九の雨」とは?
寒の入り(小寒の初日)から4日目を「寒四郎(かんしろう)」といい、この日が晴れると豊作になると言われていました。
また、9日目に降る雨は「寒九の雨(かんくのあめ)」と呼ばれ、豊作の印として喜ばれました。
寒九の雨は良薬とも言われており、長寿や無病息災を願って飲む風習もあったそうです。
この頃に咲く「寒中の四花」
1月~2月にかけての厳寒期に花をつける「蝋梅(ろうばい)」「椿」「水仙」「梅」を合わせて、「寒中の四花」と呼びます。
中国では「雪中四友(せっちゅうしゆう)」とも呼ばれ、春の希望をもたらすおめでたい花として画にもたびたび描かれています。
小寒は日付が変わる?
2025年の寒の入り(小寒の初日)は1月5日ですが、2024年の寒の入りは1月6日でした。
二十四節気は、太陽の動きをもとに決められているため、年によって多少日付に変化があります。
ただそこまで大きくずれることはなく、日本では例年1月5日か6日になります。
[年ごとの小寒の日付]
2024年1月6日
2025年1月5日
2026年1月5日
2027年1月5日
2028年1月6日
2029年1月5日
2030年1月5日
寒の内におすすめ。山田平安堂の漆器ギフト
宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、一年で最も寒さが厳しくなる「寒の内」のころの食卓を豊かに彩る器を、多数ご用意しております。
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※表示価格は2024年12月9日現在のものです。
ご結婚祝いにおすすめ。温かな年輪を重ねる夫婦椀
商品名:夫婦椀 金結び(ペア)
価格:11,000円(税込)
この季節のご結婚祝いにご好評の夫婦椀(ペア椀)です。
天然木から職人が一客ずつ丁寧に削り出したお椀は、年輪をこれからご夫婦がともに過ごす年月に重ねて、「末永くお幸せに」という気持ちが伝わるプレゼントに。
年末年始に結婚報告をもらった方へのお祝いとしてもおすすめです。
宴が華やぐ「紅白梅」のビアグラス
商品名:ビアグラス 紅白梅(ペア)
価格:19,800円(税込)
ドイツの老舗クリスタルガラスメーカー「シュトルツルラウジッツ」社のビアグラスに、伝統工芸「蒔絵(まきえ)」でおめでたい紅白の梅を描きました。
存在感のあるビアグラスで、格別の一杯をぜひお楽しみください。
ハレの日の食卓に使いたい金箔の梅盆
商品名:梅盆 金箔
価格:8,250円(税込)
天然木を用いた梅の花の形のお盆に、金箔をほどこした華やかな一枚。
お正月から桃の節句のころまで、食卓に季節感を添えてくれるお盆です。
節句やお誕生日など、ハレの日のオードブルプレートとしてもお楽しみいただけます。
長寿祝いの贈り物にもおすすめの雪見盃
商品名:雪見盃
価格:11,000円(税込)
しんしんと一面を白く染めながら降り積もる雪と、冬に赤い実をつける南天を描いた盃です。
南天は「難(なん)を転(てん)じて福となす」という言葉遊びから、お正月飾りにも用いられるおめでたいモチーフ。
縁起の良い盃として、長寿祝いの記念にもおすすめです。
冬の花「椿」を描いた美しい夫婦椀
商品名:夫婦椀 椿
価格:27,500円(税込)~
寒さが厳しい季節に花を咲かせることから、おめでたいシンボルとして親しまれている「椿」。
こちらは、そんな紅白の椿を漆絵で艶やかに描いた夫婦椀です。
縁起の良い器ですので、長寿祝いや結婚祝いの贈り物にもご好評いただいております。