【二十四節気】清明(せいめい)とは?意味やこの季節の風物詩など基礎知識をご紹介

清明(せいめい)は、二十四節気のひとつ。
現在の暦では4月4日・5日頃からの期間を言います。
こちらでは清明について、意味や七十二候、清明のころのイベントや豆知識などをお伝えします。
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。
清明は「清らかで明るく、生命満ち溢れる」ころ
清明(せいめい)は、日本の季節の目安となる二十四節気のはじめから5番目の節気。
「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」という言葉を略したもので、春の清々しさや、生き生きと明るい様子をよく表しているのではないでしょうか。
2025年の清明は4月4日(金)~4月19日(土)。
4月20日からは次の節気「穀雨(こくう)」です。
七十二候では「玄鳥至」「鴻雁北」「虹始見」
二十四節気のそれぞれを「初候」「次候」「末候」の三つに分けたものが「七十二候」です。
4月4日~4月19日は七十二候で「玄鳥至」「鴻雁北」「虹始見」となります。
玄鳥至(つばめきたる) 4月4日頃~

清明の初候は「玄鳥至(つばめきたる)」。
春になり、南の暖かい国で冬を越えたつばめが戻ってくる季節のことを言います。
玄鳥とは「黒い鳥」という意味で、つばめの別名。
つばめが家の軒下に巣を作ると、その家には幸運が訪れるとして喜ばれました。
鴻雁北(こうがんかえる) 4月9日頃~

4月9日からは、「鴻雁北(こうがんかえる)」。
暖かくなりつばめがやってくる一方で、冬を日本で過ごした雁たちが北へと旅立つ季節です。
雁の群れがV字になって飛ぶのは、先頭の鳥が生む気流に乗ることで、後ろの鳥たちが体力を温存しながら長く飛ぶことができるからだそう。
再び日本にやってくるのは9月~10月頃です。
虹始見(にじはじめてあらわる) 4月14日頃~

清明の末候は「虹始見(にじはじめてあらわる) 」。
空気が乾燥している冬には見ることができなかった虹が、再び現れるころのことを言います。
陽ざしが強くなるにつれ、よりはっきりとした虹を見ることができるようになります。
清明のころに旬を迎える食べ物

清明のころは、春キャベツやアスパラガスなど、春の野菜が旬を迎えます。
おなじく旬を迎える桜エビやさわらなどの海の恵みとともに、春を感じる彩り豊かな食卓を楽しんでみてはいかがでしょうか。
果物ではいちごやグレープフルーツがシーズン。
食後のデザートや朝食に、ビタミン豊富な旬のフルーツをいただきましょう。
清明のころの行事・イベント

清明のころに行われる行事・イベントには以下のようなものがあります。
・花まつり(4月8日)
・お花見(4月上旬)
・入学式(4月上旬)
・十三参り(4月13日)
・シーミー
4月8日は花まつり。
お釈迦様の誕生をお祝いする行事で、「灌仏会(かんぶつえ)」「花会式(はなえしき)」などとも呼ばれます。
十三参りは、数え年で13歳になる子どもが虚空蔵菩薩を祀るお寺にお参りをする行事。
清和天皇が13歳で成人の儀を行ったことに由来し、無事に育ったことへの感謝を込めてお参りします。
また沖縄では、清明の時期にシーミー(清明祭)と呼ばれるお墓参りの行事があります。
中国で行われている清明節という伝統に由来し、先祖を敬い春の訪れをお祝いします。
清明にまつわる豆知識
ここからは、清明にまつわる豆知識をご紹介します。
中国が起源の「清明節」とは?
中国では清明のころを「清明節」と呼び、この時期にお墓参りをしたりお墓掃除をしたりして祖先を祀ります。
お墓を掃除することから「掃墓節」、また春になり人々が野山に出かけるようになることから「踏青節」と呼ばれることもあります。
日本では一部の地域を除いて沖縄で「シーミー(清明祭)」として取り入れらえており、家族や親類で集まって宴会も行われます。
七十二候には「対」がある?
二十四節気をさらにそれぞれ3つに分けた七十二候。
七十二候をよく見てみると、対(つい)となっている候があるのに気づくのではないでしょうか。
すべての候がペアとなっているわけではありませんが、清明の七十二候である「玄鳥至」「鴻雁北」「虹始見」にはそれぞれ対が存在しています。
【第十三候】玄鳥至(つばめきたる)4/4頃~
【第四十五候】玄鳥去(つばめさる)9/17頃~
【第十四候】鴻雁北(こうがんかえる)4/9頃~
【第四十九候】鴻雁来(こうがんきたる)10/8頃~
【第十五候】虹始見(にじはじめてあらわる)4/14頃~
【第五十八候】虹蔵不見 (にじかくれてみえず)11/22頃~
自然の移り変わりを昔の人が表現した方法を、このように見比べてみるのもまた面白いものではないでしょうか。
清明のころにおすすめ。山田平安堂の漆器ギフト
宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、清々しく美しい春の食卓を豊かに彩る器を、多数ご用意しております。
大切な方へのギフトにも安心してお選びいただけますよう、熨斗・ラッピングの無料サービスも承っておりますので、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
※表示価格は2025年3月27日現在のものです。
春の野菜たっぷりのお味噌汁をいただく夫婦椀
商品名:夫婦椀 朴々(ペア)
価格:13,200円(税込)
毎日の食卓に心地よく寄り添う、漆塗りのペア椀です。
漆塗りならではのまろやかな艶を感じていただける、花塗りという技法でお作りしております。
旬の食材を美味しくいただく、素朴でも豊かな食卓でお使いいただきたい器です。
ふっくら美味しいご飯をいただく天然木のめし椀
商品名:めし椀 桃・苔・藍
価格:11,000円(税込)
天然木をひとつひとつ丁寧にくり抜いた木製のめし椀に、まろやかで明るい色合いでグラデーションの装飾を施しました。
木製のめし椀は陶器に比べて、軽く手も熱くなりにくいという特徴がございます。
炊き立てのご飯をもっと美味しくいただけくための器として、春の食卓にいかがでしょうか。
心もなみなみ満たされる、欅の天然木カップ
商品名:なみなみカップ 欅
価格:15,400円(税込)
春はなにかと慌ただしい季節でもございます。
そんな中でも、ほっと一息つく時間をお届けしたいという想いから、こちらの欅カップをご紹介。
天然木をくり抜いてお作りしている器は、断熱性が高いため、冷たいビールや温かいお茶などを入れても快適にお持ちいただけるのが特徴です。
ご自宅用にはもちろん、大切な方へのギフトとしてもぜひお役立てくださいませ。
お家の中にも春を呼び込む一輪挿し
商品名:ブロック花生 帆
価格:9,350円(税込)
帰り道の花屋で目についたガーベラや、お庭に咲いた小さな野花など、数本だけ飾りたい時に役立つ「一輪挿し」。
こちらのブロック花生けは、幾何学的なフレームが額縁のようにお花を支えるデザイン。
一年を通して、お家の中でも季節を感じられるインテリアとしていかがでしょうか。
風光る季節に贈りたい富士山ペアグラス
商品名:寿恵広グラス 金龍銀龍(ペア)
価格:11,000円(税込)
ドイツの老舗クリスタルガラスメーカー「シュトルツルラウジッツ」社のグラスに、伝統工芸・蒔絵(まきえ)で大胆な刷毛目を描いたデザイン。
口当たりのすっきりとしたグラスは、ビールやカクテルはもちろん、アイスコーヒーなどのお飲み物を美味しく召し上がっていただけます。
これからの季節に活躍する涼やかなペアグラスとして、ご結婚祝いなどの贈り物にもおすすめです。