【二十四節気】立春(りっしゅん)とは?今年は2月3日の理由や行事食など基礎知識をご紹介

立春(りっしゅん)は、二十四節気のひとつで、春のはじまりの日です。
現在の暦では2月3日・4日頃。
こちらでは立春について、意味や七十二候、立春にまつわる食べ物や風習などをお伝えします。
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。
立春は「春のはじまり」
立春(りっしゅん)は日本の季節の目安となる二十四節気のはじめの一つで、冬のピークを過ぎて春の兆しを感じ始めるころのことを言います。
実際のところ、立春のころはまだ寒い日が続きますが、暦の上ではこの日から春が始まります。
2025年の立春は2月3日(月)~2月17日(月)。
2月18日からは次の節気「雨水(うすい)」です。
立春はどうして日付が動くの?
二十四節気は、太陽と地球の位置関係によって定められています。
現在の暦では、一年は365日(うるう年は366日)ですが、地球が太陽の周りを一周する長さとは少しずれがあるため、年によって日付が動くことになります。
ただし立春の日付はそこまで大きく動くことはなく、日本では2月3日か4日のどちらかになることがほとんどです。
[年ごとの立春の日付]
2024年2月4日
2025年2月3日
2026年2月4日
2027年2月4日
2028年2月4日
2029年2月3日
2030年2月4日
立春の前日は「節分」

立春の前日は「節分(せつぶん)」です。
昔は立春を一年のはじまりとしていたことから、立春の前日の節分は、現在でいうところの大晦日のような扱いで盛大にお祝いされてきました。
節分に豆をまいたり鬼を退治したりするのは、季節の分かれ目には悪いものは入ってきやすいと考えられていたため。
邪気を祓って無事に新年を迎えることを願い、節分の行事を行いました。
「節分」について詳しくはこちら≫
七十二候では「東風解凍」「黄鶯睍睆」「魚上氷」
二十四節気のそれぞれを「初候」「次候」「末候」の三つに分けたものが「七十二候」です。
2月3日~2月17日は七十二候で「東風解凍」「黄鶯睍睆」「魚上氷」となります。
東風解凍(はるかぜこおりをとく) 2月3日頃~

立春の初候は「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」。
東より温かな風が春を連れてきてくれるころを指します。
東風は「こち」ともよみ、春の季語として和歌にも良く詠まれます。
菅原道真公の一句「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花、主なしとて春を忘るな」が有名です。
黄鶯睍睆(うぐいすなく) 2月8日頃~

2月8日からは、「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」。
「ホーホケキョ」と特徴的な声で鳴くウグイスは、別名「春告鳥」とも呼ばれおめでたい動物として尊ばれてまいりました。
ほかにも「歌詠み鳥」「花見鳥」など、美しい名前で呼ばれています。
魚上氷(うおこおりをいずる) 2月13日頃~

立春の末候は「魚上氷(うおこおりをいずる)」。
川や池の氷が薄くなり、割れた氷の間から魚が出てくるころのことです。
冬の間じっとおとなしくしていた魚たちも、春の気配に動きが活発になります。
立春の行事食は?

春の訪れをお祝いする立春には、桜餅やうぐいす餅など、春を感じさせる和菓子を食べる風習があります。
また赤い小豆には「魔除け」の力があると考えられていたため、「立春大福」も縁起が良いと好まれてまいりました。
他には菜の花やふきのとう、ニシンなど、旬の食材を使った料理をいただきます。
春を感じる食材を積極的に取り入れて、食卓から春の訪れをお祝いしましょう。
立春の行事・風習は?

立春には「立春大吉」と書かれた和紙やお札を玄関に貼る風習があります。
立春大吉は左右対称であり、裏から見ても同じように読めることから、玄関から入ってきた鬼が振り返って入口を見たときに、まだ入っていないと勘違いして出ていくよう“厄除け”の意味があります。
また立春を一年のはじまりとしていたことから、立春の朝には「若水(わかみず)」を飲む風習もあります。
一年のはじまりの朝に汲んだ清らかな水を飲むことで邪を祓い、一年を健康に過ごすことができると考えられていました。
女の子のいる家庭では、立春のころから雛人形を飾り始めることが多く、桃の節句である3月3日まで約一ヶ月間、華やかな節句飾りを楽しみます。
立春にまつわる豆知識
ここからは、立春にまつわる豆知識をご紹介します。
「春一番」とは?
立春から春分にかけて吹く、はじめての強い南風を「春一番」と言います。
毎年春一番が観測されると、気象庁によって発表されます。
春一番は嵐や竜巻を連れてくることもあるため、注意が必要です。
節分は年に4回ある?
節分は一般的に春のはじまりである春分の日の前日を指しますが、実は年に4回あることをご存じでしょうか。
二十四節気ではそれぞれの季節のはじまりである立春・立夏・立秋・立冬を「四立(しりゅう)」と呼び、それぞれの前日を「季節を分ける日=節分」と呼んでいました。
そのため節分は年に4回あるのですが、立春が一年のはじまりとして最も盛大にお祝いされていたため、次第に春の節分を指して言うことが多くなりました。
立春と旧正月(春節)の違いは?
「昔の暦では立春を一年のはじまりとしていた」というと、立春と旧正月(春節)は同じものと思ってしまいそうですが、立春と旧正月は違うものです。
旧正月とは、旧暦1月1日のこと。
立春が太陽と地球との関係に基づいた「太陽暦」で決まるのに対し、旧正月は月の満ち欠けに基づいた「太陰暦」によって決まります。
旧正月は新月の日となるため、年によって、1月22日~2月19日の間で動きます。
立春…太陽と地球の位置に基づいて決まる。月は関係ない
旧正月…月の満ち欠けに基づいて決まる。新月の日
2025年の旧正月は1月29日(水)。
2024年は2月10日(土)でした。
中国をはじめとした中華圏の地域では旧正月を“春節”として盛大にお祝いします。
ちなみに、決め方の違う立春と旧正月が、たまたま重なる年は「朔旦立春」と呼ばれ、大変おめでたいとされます。
立春のころにおすすめ。山田平安堂の漆器ギフト
宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、春の訪れを祝う立春のころの食卓を豊かに彩る器を、多数ご用意しております。
大切な方へのギフトにも安心してお選びいただけますよう、熨斗・ラッピングの無料サービスも承っておりますので、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
※表示価格は2024年12月23日現在のものです。
ご夫婦への贈り物にも。梅の花を描いた夫婦箸
商品名:夫婦箸 吉祥梅(ペア)
価格:11,000円(税込)
春の訪れを告げる梅の花を描いた、おめでたい夫婦箸です。
梅は人と人とのご縁を結ぶ花としても親しまれており、ご結婚祝いやご夫婦への贈り物としてもおすすめしております。
同じ絵柄の木箱に入れてお届けいたします。
宴が華やぐ「紅白梅」のビアグラス
商品名:ビアグラス 紅白梅(ペア)
価格:19,800円(税込)
ドイツの老舗クリスタルガラスメーカー「シュトルツルラウジッツ」社のビアグラスに、伝統工芸「蒔絵(まきえ)」でおめでたい紅白の梅を描きました。
存在感のあるビアグラスで、格別の一杯をぜひお楽しみください。
ハレの日の食卓に使いたい金箔の梅盆
商品名:梅盆 金箔
価格:8,250円(税込)
天然木を用いた梅の花の形のお盆に、金箔をほどこした華やかな一枚。
立春から桃の節句のころまで、食卓に季節感を添えてくれるお盆です。
ハレの日のオードブルプレートとしてもお楽しみいただけます。
タペストリーをかけるように飾る金扇インテリア
商品名:飾り扇 桜
価格:33,000円(税込)
日本の春を代表する桜の花を、漆絵で美しく描いたインテリアです。
桜の花にはきらきらと輝く「螺鈿(らでん)」をあしらい、見る角度によって表情が変わる豪華な仕上がりとなりました。
お部屋や玄関に、春の華やぎをもたらすインテリアとして立春のころから飾ってみてはいかがでしょうか。
四季を表す桜と紅葉を描いた夫婦椀
商品名:夫婦椀 ひさご春秋
価格:33,000円(税込)
四季を表す「桜」と「紅葉」を、無病息災や子孫繁栄の意味がある縁起の良い瓢箪(ひょうたん)の中に描いた夫婦椀です。
ペアのお椀は「これからの日々も仲睦まじく食卓を囲んで下さい」という意味を込めた贈り物。
ご結婚祝いはもちろん、ご夫婦の周年記念日や長寿祝いとしてもおすすめです。
春を告げる鶯と梅を描いたおめでたいぐい呑
商品名:ぐい呑 鶯宿梅
価格:19,800円(税込)
春を告げる鶯(うぐいす)と梅のおめでたいモチーフを描いた漆器のぐい呑。
天然木をくり抜いた漆塗のぐい呑は、まろやかな口当たりをお楽しみいただけます。
長寿祝いや退職祝いの贈り物にもいかがでしょうか。
季節の贈り物に。愛らしいお雛様の器とひなあられのギフト
商品名:ひなあられセット
価格:7,150円(税込)
手のひらサイズの可愛らしい器に、仲良く寄り添うお内裏様とお雛様を描きました。
創業120年老舗「赤坂青野」のひなあられは、お米の甘みがじんわりと感じられる昔ながらの味わいです。
この季節ならではの贈り物として、内祝いギフトにもおすすめです。