【保存版】初めてでも安心!お食い初めのやり方や準備するものなど基礎知識をご紹介
漆器 山田平安堂|漆塗りの本格的なお食い初め膳
赤ちゃんのご誕生、おめでとうございます。
新しい家族が生まれると、大きな喜びとともに、お母様お父様はたくさんの初めての出来事に、日々奮闘をされているのではないでしょうか。
こちらのページでは、赤ちゃんが生まれてから100日ごろに行う「お食い初め(おくいぞめ)」の儀式についてお伝えします。
初めての子育てをしているお母様・お父様に向けて、こちらのページでは、お食い初めの基礎知識や、お食い初めに準備するものなどをご紹介いたしますので、参考にしていただけましたら幸いです。
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。
「お食い初め」とは?

お食い初め(お喰い初め)とは、生まれた赤ちゃんが「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて行う儀式です。
平安時代からはじまった歴史のある伝統行事で、赤ちゃんの両親や祖父母と一緒に行います。
お食い初めは「赤ちゃんの初めての食事」なので、鯛など縁起の良い祝い膳を用意することが一般的です。
※実際には赤ちゃんはまだ食べることができないので、お食い初めの儀式では食べさせる真似を行います。
お食い初めは赤ちゃんが生まれてから100日ごろを目安に行うことから、「百日祝い(ももかいわい)」や「100日祝い(ひゃくにちいわい)」とも呼ばれます。
「お食い初め」を行う時期
お食い初めは、一般的に赤ちゃんが生まれて100日~120日ごろ(生後3ヶ月~4ヶ月)に行います。
赤ちゃんの祖父母を招待することが慣例とされているので、土日や大安吉日などで、ご家族が集まりやすい日が選ばれることが多いです。
お食い初めは絶対にいつまでにやらなければいけないというものではないので、赤ちゃんやお母様の体調がよく、皆が集まりやすい日を選ぶと良いでしょう。
お食い初めのお祝いの方法

ここからは、お食い初めのお祝いの代表的な方法をご紹介します。
ご自宅でできる手軽なお食い初めから、料亭での本格的なものまでさまざまな方法がありますので、ご家庭に合った方法で、赤ちゃんの大切な日をお祝いしてあげて下さいね。
1.ご自宅でお食い初めをお祝いする
ご自宅でお食い初めをお祝いする場合、祝い膳などのお料理は自分で用意する必要がありますが、お母様お父様のやりたいオリジナルな形でお祝いすることができます。
ご自宅なら赤ちゃんが泣いてしまったりお昼寝をしたくなったりしても気兼ねなく過ごせますし、移動時間が少ないなど精神的な不安も少ないというメリットもあります。
お祝いのお料理は、ご自分で用意する方法もありますが、祖父母に用意を手伝ってもらったり、最近では通販で「お食い初めセット」といってお食い初めに必要な一式がセットになったものが販売されていたりと、色々な方法があるので、ぜひ無理をしない形で用意してみましょう。
食器も特に形式にこだわらない場合は、ご自宅にあるものでもかまいませんが、お食い初めにも使えるベビー食器も色々な種類があるので、余裕がある場合は探してみるのもおすすめです。
2.料亭でお食い初めをお祝いする
両家の親族を招待する場合は、「お食い初めプラン」のある料亭やレストランでお食い初めの儀式をするという方法もあります。
お食い初めに必要な料理や器、小道具などを手配してもらえる他、準備や後片付けをする必要もないため、赤ちゃんやお母様を囲んで家族でゆっくりとした時間を過ごすことができるのが魅力です。
料亭でお食い初めのお祝いをする場合は、赤ちゃんのおむつ替えスペースや個室を用意してもらえるかなどを事前に確認できると安心です。
3.晴れ着を着てお祝いする
お食い初めはご家族が集まるお祝いで、写真も沢山撮るため、赤ちゃんには晴れ着を用意するご家庭も多くいらっしゃいます。
簡単に着せられるロンパース型のベビータキシードやベビー袴、エプロン型のドレスなど、様々な種類がありますのでぜひ探してみましょう。
せっかくですのでお母様お父様も、無理のない範囲でおめかしするとより思い出に残るお祝いになりそうです。
4.スタジオで写真を撮る
記念になるものだから「写真もしっかり残したい!」という方のために、お食い初めプランとして写真を撮ってくれるスタジオもあります。
生後100日頃の赤ちゃんは、表情もぐっと豊かになってくるころですので、一度写真館で撮ってもらう機会としても良いかもしれません。
また最近は出張カメラマンのサービスも豊富ですので、ご自宅や料亭での自然な家族写真を記念に残すのもおすすめです。
お食い初めのために準備するもの
こちらでは、ご自宅でお食い初めをする場合に必要なものをご紹介します。
正式には塗りの器まで準備しますが、ご家庭に合わせて略式でもかまいません。
お食い初めの料理
お食い初めの献立は、鯛、赤飯、汁物、煮物、香の物(または酢の物)の5品を用意するのが一般的です。
汁物は、「吸う力が強くなるように」という意味から、お吸い物を用意しましょう。
お食い初めの食器
最も正式なお食い初めの儀式には、写真のような漆塗り(漆器)の高足の御膳を用います。
男の子は内外ともに朱色、女の子は外が黒色、内が朱色の御膳を選びます。
お膳の高さが異なるのは、昔は男の子は胡座(あぐら)、女の子は正座で食事をしていたためとされています。
最近ではお食い初めの後にも使えるベビー食器セットなども人気がありますので、ご家庭に合った食器を探してみましょう。
祝い箸
祝い箸とは、柳でつくられた、両端が細くなっているお箸のこと。
お食い初めの料理は、祝い箸で赤ちゃんに食べさせる(真似をする)と良いとされています。
祝い箸は一方は神様のため、もう一方を人が使うために作られた、縁起の良いお箸です。
歯固め石
「歯が丈夫になりますように」という願いを込めて用意する、歯固め石。
お宮参りの際に神社からもらうのが一般的ですが、河原などで拾ったものでも構いません。
もちろん赤ちゃんに直接くわえさせるものではありませんが、食卓にのせるので、よく洗って煮沸消毒しておくと良いでしょう。
お食い初めのやり方

お食い初めのお料理の準備ができたら、いよいよお食い初めの儀式を行います。
儀式といってもあまり堅苦しいものではないので、ぜひご家族で楽しみながら行ってください。
こちらでは、お食い初めのお料理の並べ方や、歯固めの儀式のやり方など、お食い初めの進め方をご紹介します。
お食い初めのお料理を並べる
お食い初めのお料理は、一般的な祝い膳と同じように並べます。
①手前左に赤飯
②手前右にお吸い物
③左奥に煮物
④右奥に香の物
⑤中央に歯固め石
⑥鯛はお膳の外
※宗派によって配置が異なる場合があります。
お食い初めを食べさせる順番
お食い初めは、赤ちゃんにお料理を「食べさせる真似」をする儀式です。
祝い箸でお料理をつかみ、赤ちゃんの口元に近づけます。
ごはん→お吸い物→ごはん→お魚(おかず)→ごはん→お吸い物
の順番で食べさせる真似を、3回繰り返します。
お食い初めの最後は「歯固めの儀式」を
料理を食べさせる真似が終わりましたら、最後に、歯固めの儀式を行います。
まず、祝い箸の先で、歯固め石に優しく触れます。
その後、「丈夫な歯が生えてきますように」と願いながら、そのお箸を赤ちゃんのお口にちょんちょんと優しく当てましょう。
安全のため、石を赤ちゃんの口元に近づけることは避けて下さいね。
お食い初めの食べさせ役は年長者に
お食い初めを食べさせる役は、「養い親」が行います。
養い親は、長寿にあやかるという意味から、その場に集まった身内の中で最年長の人が担うことになっています。
男の子ならおじいちゃん(又はお父さん)、女の子ならおばあちゃん(又はお母さん)が、食べさせる真似をしてあげましょう。
大切な赤ちゃんのお食い初めに。宮内庁御用達「山田平安堂」の漆器
宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、大切なお子様のお食い初めの儀式にお使いいただける器をご用意しております。
本格的なお食い初め膳はもちろん、赤ちゃんが成長しても長くお使いいただける小椀セットなどもご用意しております。
熨斗紙、ラッピングの無料サービスも承っておりますので、ご祖父母様からの贈り物にもおすすめです。