賀寿(がじゅ)とは?大切な方の長寿祝いに喜ばれるプレゼントや贈り方&マナー

「賀寿(がじゅ)」とは、還暦や米寿などの長寿祝いのこと。
「長寿祝い」「年祝(としいわい)」「算賀(さんが)」などと呼ばれることもあります。
こちらでは、年齢ごとの賀寿(長寿祝い)について、また、賀寿に喜ばれるプレゼントについてご紹介します。
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。
賀寿(がじゅ)とは
賀寿(がじゅ)は、ご家族やお世話になっている方の長寿を祝い、これからの健康を願うお祝いです。
もともと中国発祥の風習で、江戸時代のころから日本でも広くお祝いがされるようになりました。
現代では年齢ごとに祝い色(テーマカラー)があり、年齢や色に合わせた贈り物をしたり、お祝いの食事会を開いたりすることが一般的です。
賀寿は満年齢?数え年?
賀寿はもともと、数え年でお祝い行うものとされていました。
数え年…生まれた時を1歳、それからお正月を迎えるたびに1歳ずつ年を年をとる数え方
満年齢…生まれた時を0歳、お誕生日が来るたびに1歳ずつ年をとる数え方
しかし最近では日常の中で数え年を意識することが減ったため、満年齢でお祝いをすることが一般的になりました。
代表的な賀寿(長寿祝い)は?
ここからは、代表的な賀寿をご紹介します。
長寿の種類 | 年齢 | 祝い色 |
---|---|---|
還暦 (かんれき) |
60歳(数え年61歳) | 赤 |
古希 (こき) |
70歳 | 紫 |
喜寿 (きじゅ) |
77歳 | 紫 |
傘寿 (さんじゅ) |
80歳 | 黄色(金色) |
米寿 (べいじゅ) |
88歳 | 黄色(金色) |
卒寿 (そつじゅ) |
90歳 | 白 |
白寿 (はくじゅ) |
99歳 | 白 |
百寿 (ひゃくじゅ) |
100歳 | 白 |
還暦(かんれき)【満60歳】
還暦祝いは、満60歳(数え年61歳)のお祝いです。
干支がひとめぐりして、生まれた時の干支に戻る(還る)ことからこの名が付きました。
還暦祝いは賀寿(長寿祝い)の中でも一番最初のお祝いですが、現代では60歳はまだまだお仕事をされている方も多いため、長寿を祝うというよりは「人生の節目」としてお祝いされることが多くなりました。
還暦祝いの祝い色は魔除けを意味する赤とされています。
古希(こき)【70歳】
古希は、70歳のお祝い。
中国の詩人である杜甫(とほ)の『人生七十古来稀なり(70歳まで生きるのは稀である)』という一節に由来します。
古希の祝い色は、気品や尊敬を表す紫です。
喜寿(きじゅ)【77歳】
喜寿は、77歳のお祝いです。
名前の由来は、喜という字を草書体で書いたときの「㐂」が七十七と読めることからきています。
還暦や古希といった賀寿(長寿祝い)が中国発祥のものであるのに対し、喜寿は日本で生まれたお祝いです。
祝い色は古希と同じ紫とされています。
傘寿(さんじゅ)【80歳】
傘寿は80歳のお祝い。
傘という字を略字で書くと、八と十が合わさった「仐」という文字になることからこの名が付きました。
傘寿という名前にかけて、傘や末広がりの扇子などがよくプレゼントに選ばれます。
祝い色は黄色または金色です。
米寿(べいじゅ)【88歳】
88歳のお祝いである米寿は、現代でも平均寿命を超える大変おめでたいお祝い。
88を漢字で書くと、「八」「十」「八」と米の字になることから、米寿という名前になりました。
米寿の祝い色は、お米の穂の色でもある黄色(金色)です。
卒寿(そつじゅ)【90歳】
卒寿は90歳のお祝い。
卒の略字である「卆」を上下で分けると「九十」と読めることが由来とされています。
祝い色は白または紫とされています。
白寿(はくじゅ)【99歳】
99歳のお祝いである白寿。
漢字の百から一を引くと「白」になることからこの名前がつきました。
あと1歳で100歳になるとてもおめでたい賀寿(長寿祝い)です。
祝い色は白とされています。
百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)【100歳】
100歳のお祝い百寿。
100年は一世紀であることから「紀寿(きじゅ)」とも呼ばれます。
百寿の祝い色は白寿と同じ白です。
賀寿(長寿祝い)には、これらの代表的なものの他にも、「早寿(そうじゅ)【50歳】」や「緑寿(ろくじゅ)【66歳】」、「茶寿(ちゃじゅ)【108歳】」などもあります。
賀寿の祝い方・マナー

ここからは、賀寿(長寿祝い)をお祝いするタイミングやマナーについてお伝えします。
お祝いするタイミング
賀寿は、還暦や古希などを迎えるお誕生日にお祝いすることが一般的です。
その他、お盆やお正月、敬老の日など、ご家族が集まりやすいタイミングでお祝いをすることもあります。
賀寿の熨斗について
賀寿はおめでたいお祝いですので、贈り物に熨斗(のし)紙をつける場合は、蝶結びの水引のものを選びます。
表書き(上書き)には「祝○寿」や「御祝」、下書きには贈り主のお名前を入れましょう。
賀寿の平均予算
賀寿には決まった金額はありませんが、一般的に5,000円~3万円程度で贈り物を選ばれる方が多いです。
ご両親へのお祝いは1~3万円程度、ご親戚や知人へのお祝いは5,000円~1万円程度を目安にしてみてください。
賀寿(還暦/古希/喜寿/傘寿/米寿/卒寿/白寿/百寿)に喜ばれるおすすめのプレゼント
賀寿(長寿祝い)には、これまでの感謝の気持ちが伝わるものや、これからの長寿を願うプレゼントが喜ばれます。
日本の伝統工芸品である漆器は、これからの生活の豊かさを願うおめでたい贈り物として、大切な方の賀寿のお祝いに多くお選びいただいております。
ここからは、宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂でご用意している賀寿におすすめのプレゼントをご紹介します。
長寿のシンボル「鶴亀」を描いた漆器ギフト
鶴は千年、亀は万年、としておめでたいモチーフを描いた、賀寿にご好評の品をご紹介します。
「いつまでも健康で長生きしてください」という気持ちが伝わるプレゼントにいかがでしょうか。
末広がりの幸せを願うペア鉢
逆さまにすると八の字の末広がりになることから、寿恵広(すえひろ)鉢と名付けた器です。
漆器は軽く割れにくいため、毎日の食卓でお気軽にお使いいただけます。
ペアでお届けいたしますので、ご夫婦への長寿祝いにもおすすめです。
商品名:寿恵広鉢 鶴亀
価格:22,000円(税込)
大切な方に2度喜ばれる漆器×和菓子セット
鶴と亀を描いた縁起の良い一ヶ重に、創業120年「赤坂青野」の人気和菓子を詰め合わせたギフトセット。
お菓子を召し上がったあとは、重箱を楽しめる「2度嬉しい」贈り物としてご好評いただいております。
お世話になった方への賀寿の贈り物にもおすすめです。
商品名:一ヶ重 鶴亀宝結び
価格:8,250円(税込)
手のひらサイズの可愛らしいボンボニエール
西洋で慶事の贈り物として昔から贈られてきたボンボニエールを、漆器でお作りしました。
長寿のシンボルである鶴と亀を描いておりますので、賀寿のプレゼントにも喜ばれるお品です。
菓子器や小物入れとしてお使いいただけます。
商品名:ボンボニエール 鶴亀
価格:5,500円(税込)
記念の一枚を飾るフォトフレーム
華やかな朱のフォトフレームに、金銀の蒔絵で鶴と亀を描きました。
ご家族の記念写真など、思い出の写真を入れて贈るのもおすすめです。
商品名:フォトフレーム 鶴亀
価格:16,500円(税込)
末広がりで縁起の良い「富士山」モチーフの漆器ギフト
美しい裾野がどこまでも広がっている富士山は、古くから末広がりでおめでたいモチーフです。
「末永い幸せ」「繁栄」を願う贈り物におすすめです。
名入れ・文字入れもできる漆器の飾皿
おめでたい富士山と、長寿や繁栄を表す松を「沈金」という技法で描いた飾皿。
裏面には名入れや文字入れ(別料金)をしていただくことも可能です。
賀寿を記念するインテリアとしておすすめです。
商品名:飾皿 富士に松
価格:16,500円(税込)~
存在感のある蒔絵を施した富士山グラス
ドイツの老舗クリスタルガラスメーカー「シュトルツルラウジッツ」社のグラスに、蒔絵の技法で大胆な装飾を施したグラス。
末広がりの富士山のようなフォルムが特徴です。
飲み口がうすいグラスのため、ビールはもちろんアイスコーヒーなども美味しくお召し上がりいただけます。
お酒がお好きな方への賀寿の贈り物におすすめです。
商品名:寿恵広グラス しぶき
価格:11,000円(税込)
おめでたい梅水引を描いた富士山グラス
ドイツの老舗グラスメーカー「シュトルツルラウジッツ社」のクリスタルガラスに、日本の伝統工芸「蒔絵」でおめでたい梅水引を描きました。
梅水引は慶事の贈り物にかける水引で、ご縁や絆を表すシンボルでもございます。
華やかなデザインで女性への賀寿の贈り物にお選びいただいております。
商品名:寿恵広グラス 梅結び
価格:8,250円(税込)