感謝の気持ち伝わる「香典返し」の贈り方・マナー|定番ギフトもご紹介

感謝の気持ちが伝わる香典返しの贈り物・マナー

「香典返し」とは、お通夜や葬儀で故人にお供えいただいた香典のお返しに贈るギフトのこと。
また、お悔やみいただいた方々に、弔事を滞りなく終えたこと、そして、お礼の気持ちを伝えるために贈るギフトでもあります。

こちらでは、香典返しの贈り方のマナーや気になるポイント、また香典返しに選ばれている品をご紹介します。
故人やご遺族に心を寄せて下さった方々へ、感謝の気持ちが伝わる香典返しを贈るためのお手伝いとなりましたら幸いです。



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宮内庁御用達 漆器 山田平安堂
宮内庁御用達漆器山田平安堂
創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
特別な日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。




香典返しとは


香典返しとは

香典(こうでん)とは、大切な家族を失った遺族の悲しみを慰め、励ます意味を込めて、故人の霊前に供える金品のことを示します。

それに対して、香典返しとは、いただいた香典へのお礼法要が無事に終わりましたという報告の意を込めて贈るギフトのことです。

一部例外もありますが、香典返しは、香典を下さった全ての方に贈るのが基本です。



【必読】香典返しの贈り方・マナー

香典返しには、贈るタイミングや渡し方、相場など様々なマナーがございます。
法要の際に故人にお供えしていただいた香典へのお返しだからこそ、一つ一つ丁寧に、香典返しの贈り方のマナーをおさえていきましょう。



1.香典返しは、四十九日を過ぎてから贈る

香典返しを贈るタイミングは、四十九日を過ぎて(忌が明けた後)からとされてきました。
これは、亡くなってから四十九日までの間に香典を下さった方へ、「無事に法要が終わりました」という報告と感謝を込めて香典返しを贈るのが習わしとされているからです。

ただし最近では、葬儀の当日に香典返しを贈る「当日返し」を選ばれる方も増えてきました。
それぞれのご家庭の宗派や考え方によって、慣習に従った香典返しをされる場合は四十九日が過ぎてから、簡略化するなら当日返し、などお渡しするタイミングを決めると良いでしょう。



2.香典返しの相場は、いただいた香典の半分

香典返しの相場は、いただいた香典の半額でのお返しが目安となります。
ですが、3万円以上の高額な香典をいただいた場合は、無理せず3分の1程度の香典返しで構いません。
お名前と香典の額をメモなどで控えておくと、いただいた香典に見合う香典返しを贈ることができます。



3.熨斗のない掛け紙を使い、挨拶状を添える


香典返しの贈り方・マナー

香典返しには、弔事用の掛け紙をつけるのがマナー。
悪いことが続かないようにという意味を込めて、結び切りの水引を使用します。
そして、表書き(水引の上の部分)には、「志」と書くのが一般的です。

香典返しの掛け紙には熨斗のないものを選ぶ

おめでたいお祝い事(慶事)で使用する熨斗紙とは異なりますので、気を付けるようにしましょう。

また、香典返しは本来は喪主から直接手渡しするのがマナーだとされておりました。
しかし、現在では、家族や親戚が離れて暮らしているため直接の手渡しが困難な場合も多く、郵送される方がほとんどです。
郵送で香典返しをお渡しする場合は、御礼などをしたためた挨拶状を添えると良いでしょう。



渡し方によって、外のし・内のしが決まる

直接手渡す時と郵送の時では掛け紙のつけ方が異なるので注意が必要です。
手渡しの場合は、外掛け(包装紙の上から掛け紙をつける)、郵送の場合は、内掛け(掛け紙をつけてから包装紙で包む)でつけましょう。



【Q&A】香典返しにまつわるよくある質問


香典返しで気になること

こちらでは、香典返しにまつわる「よくある質問」をご紹介します。



Q1. 当日返しと後日返し、どちらの方が良い?


香典返しで気になること

香典返しは、一般的に四十九日の法要の後にお渡しします。
これを「後日返し」と呼びます。
後日返しの場合、香典をいただいた後に、それぞれの金額に見合う香典返しを渡すことができます。
また、贈る相手の方によって異なる香典返しを渡すことができるので、より感謝の気持ちを伝えることができます。

一方、前もって一律の香典返しを準備しておき、葬儀当日に渡す方もいらっしゃいます。
これは「当日返し」と呼ばれ、当日返しの場合、香典をいただいたその場で直接、香典返しをお渡しすることができます。
また、香典返しを渡しそびれる心配もないのもメリットでしょう。
ただし、当日返しで香典返しを渡すときは、「会葬御礼」と勘違いされないよう区別する必要があります。

当日返しと後日返しは、どちらかがより良い・悪いというものではありませんので。準備の手間やお相手との関係性を加味しつつ、どちらの方法で香典返しを渡すかを判断されるのがおすすめです。



会葬御礼とは?

会葬御礼(会葬返礼品)とは、葬儀に参列してくださった方々への感謝の気持ちを表すギフトのことです。
香典の有無にかかわらず、葬儀に来てくださった全ての方にお渡しするのがマナーとなっています。



Q2. 香典返しの受け取りを辞退された時は贈らない方が良い?

基本的には、香典を下さった方全ての方に香典返しをお渡しします。
ですが、「遺族の気持ちを煩わせるのが忍びない」「職場の規約で受け取ることができない」といった理由から、香典返しの受け取りを辞退される方もいらっしゃいます。

その場合は、お相手からの香典返し辞退の申し出を受け入れて、香典返しを渡さないのが基本的なマナーです。
もし、辞退された方にもお礼をしたい時は、お礼状などで感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。



Q3. 会社・法人への香典返しは贈る必要がある?

贈り主の名義が会社・法人の場合、香典は経費として計上されているので、香典返しを渡す必要はありません。
ですが、社長や部長、同僚の方個人の名義で香典をいただいた場合は、通常のマナーにそって香典返しを渡しましょう。



お礼の気持ちを伝える「香典返し」おすすめ10選

ここからは、香典返しによく選ばれる品物をご紹介します。



食べてなくなる“消えもの”香典返し5選


香典返しには食べてなくなる消え物が人気

「消えもの」と呼ばれる食べ物や飲み物は、不祝儀を後に残さないと言う意味合いから、香典返しにおすすめのギフトです。
お相手の方が余裕をもって召し上がることができるよう、なるべく日持ちするものを選ぶなど配慮があると良いでしょう。


1.どなたにも喜ばれる「洋菓子」

どなたにも喜ばれる洋菓子は、香典返しの定番ギフトです。
持ち運びや保存のことを考えて生菓子は避け、個包装のものを選ぶと良いでしょう。


上品な味わいの和菓子は、年配の方にも喜んでいただける香典返しです。
懐かしい味のカステラや、最中、羊羹などが人気です。


3.弔事の定番ギフト「日本茶」

日本茶も香典返しの定番ギフト。
お茶は昔から仏教との関わりの強い品物であることや、お茶はあの世とこの世との境界を区切るものとされていることから、香典返しによく選ばれます。


4.若い方にも人気の「紅茶・コーヒー」

日本茶をあまり召し上がらない世代の方にも人気の「紅茶」「コーヒー」。
コーヒーはドリップパックのものなど、手軽に召し上がっていただけるものが喜ばれます。


5.日持ちがする「海苔」

日持ちがして軽い「海苔」も、香典返しに選ばれます。
贈答用の高品質なものを選びましょう。




使ってなくなる“消えもの”の香典返し3選


香典返しには使ってなくなる消え物も人気

いくらあっても困らない日用品も、香典返しの定番ギフトとされています。
不幸を洗い流してくれる石鹸や拭い去ってくれるタオルは、香典返しによく用いられます。


1.心も清らかに「石鹸・ハンドソープ」

毎日の生活に欠かせない石鹸やハンドソープは、代表的な消え物ギフト。
弔事の贈り物ですので、あまり香りが強くないものを選ぶと良いでしょう。


2.悲しみを洗い流す「洗剤」

洗濯用の洗剤も、使っているうちになくなる消え物の香典返し。
“悲しみを水に流す”という意味のある贈り物です。


3.暮らしを上質にする「タオル」

今治タオルなど上質なタオルは、お祝いにもお悔やみのプレゼントとしても選ばれています。
香典返しには、シンプルの白のタオルなどがおすすめです。





“不幸を塗りつぶす”漆器の香典返し


香典返しには不幸を塗りつぶす漆器もおすすめ

漆器は「不幸を塗りつぶす」という意味を持つことから、香典返しにふさわしい贈り物の一つです。
漆器は日本の伝統工芸品でもありますので、心に残るセンスの良い香典返しを選びたいという方におすすめです。



香典返しに迷ったら・・・カタログギフトの香典返し

香典返しに迷ってしまった方は、カタログギフトを贈るのも良いでしょう。
金額や種類も豊富ですので、いただいた額に合わせて選ぶことができます。



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宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、大切な方への香典返しに安心してお選びいただけるギフトを、多数ご用意しております。

弔事のプレゼント向けの掛け紙の無料サービスも承っておりますので、どうぞお気軽にお申しつけ下さいませ。

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1919年創業。宮内庁御用達を頂戴いたしました、先人達の伝統を大切にしつつ現代のライフスタイルに合い、オリジナリティーに富んだ新しい 漆器の提案を心掛けております。贈り物にもご自宅用にも、“思わず語ってしまいたくなるような器”をご提案させていただいております。



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