初正月はどうやってお祝いする?基礎知識やお祝いの金額相場などまとめ

赤ちゃんが生まれてはじめて迎えるお正月。
「初正月(はつしょうがつ)」という言葉は聞いたことがあるけれど、どうやってお祝いするんだっけ…?という方のために、こちらでは初正月の基礎知識についてお伝えします。
また、お孫様が初正月を迎えるにあたり、お祝いをお探しの方へ、おすすめのお正月飾りもご紹介しておりますので、ぜひ併せてご覧下さいませ。
宮内庁御用達 漆器 山田平安堂

創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。
初正月とは?
「初正月(はつしょうがつ)」とは、赤ちゃんが生まれてはじめて迎えるお正月のこと。
現代では赤ちゃんが生まれた日を「お誕生日」として、お誕生日を迎えるたびに歳をとるように数えるのが一般的ですが、昔は「数え年(※)」といって、お正月に「年神様(歳神様)」から一年の幸福と歳を授かると考えられていました。
初正月は赤ちゃんにとって、初めて歳をとる記念すべき日であること、また、現代と比べて生まれてすぐに亡くなってしまう赤ちゃんも多かったことから、無事にお正月を迎えられたことに感謝して家族みんなでお祝いする風習が生まれました。
※数え年では生まれたときを「1歳」として、そこからお正月ごとに1歳ずつ歳をとるため、初正月を迎える赤ちゃんは「2歳」のお誕生日ということになります。
初正月はどうやってお祝いする?
初正月には、赤ちゃんが「健やかに成長できますように」という願いを込めて、厄除けの縁起物を贈る風習がございます。
昔は母方の実家、つまり母方のおじい様おばあ様から贈ることが一般的でしたが、現代では両家の祖父母が費用を折半して贈ったり、赤ちゃんの両親が用意したりなど、必ずしも母方の実家ではないケースも増えてまいりました。
お住まいの地域で「誰が用意する」ということが決められていない場合には、一度家族で相談してみるのが良いかもしれません。
男の子には「破魔矢・破魔弓」を贈る

初正月を迎える男の子には、破魔矢(はまや)・破魔弓(はまゆみ)を贈るのが習わしです。
弓矢には悪霊や鬼を祓うと考えられていたことから、武家の男の子に贈る風習が江戸時代に一般庶民にも広がったそうです。
破魔矢・破魔弓には「強くたくましく育ってほしい」という願いもこめられており、お正月だけでなく5月の端午の節句にも飾ることができます。
女の子には「羽子板」を贈る

女の子の初正月には、羽子板を贈ります。
羽子板は末広がりの形をしていることや、板で羽根をうつことから「厄災を跳ね(羽根)のける」という意味から、無病息災の縁起物としてお正月に飾られるようになりました。
お人形や花飾りなどで装飾された華やかな羽子板には「美しく幸せに育ってほしい」という願いも込められています。
初正月の飾りはいつから飾る?
お正月飾りは一般的に、前の年の12月13日「正月事始め」から飾ることができます。
初正月の贈り物である「破魔矢・破魔弓」「羽子板」も、同じく12月13日頃から飾りはじめます。
ただし最近ではクリスマスをお祝いするご家庭が増えたことから、お正月飾りはクリスマスが終わってから、つまり12月26日以降に飾り始めるという方が増えてまいりました。
初正月の破魔矢や羽子板を飾るのは、12月26日以降でもかまいませんが、12月29日と31日は縁起が悪いとされているため、できれば12月28日までに飾ると良いでしょう。
29日…「二重苦(にじゅうく)」と読めることから
31日…「一夜飾り」となり縁起が悪いから
初正月のお祝いに破魔矢や羽子板を贈る場合には、遅くても12月中旬までに届くように準備ができると安心です。
ちなみにお正月飾りは、年が明けたら1月7日~1月15日頃までに片付けるのが一般的です。
ただし、破魔矢や羽子板は「年中飾り」としても楽しめるため、場所がゆるせばインテリアとして一年中飾っておくこともできます。
また、3月のひな祭りには羽子板を、5月の端午の節句には破魔矢を、毎年節句飾りと一緒に飾ることができます。
初正月のお祝いの金額相場

初正月には、地域にもよりますが、祖父母や親戚からお祝いを贈る場合には以下が金額相場とされております。
祖父母から … 1万円~3万円
親戚から … 5,000円~1万円
叔父叔母から … 5,000円程度
ちなみに、上記はお祝いを現金で贈る場合の金額相場で、破魔矢や羽子板を贈る場合には、予算は別に考えられることが多いです。
破魔矢や羽子板の金額相場は1万円~5万円程度。
初正月の贈り物に破魔矢や羽子板を贈る場合は、現金は贈らないか少額にします。
初正月のお祝いにお返しは必要?
初正月に祖父母や親戚からいただいたお祝いには、基本的にお返しは必要ないと考えられています。
ただし、なにもしないのは気がひけるという場合には、赤ちゃんの写真やカード、ちょっとしたお菓子などを贈ると良いでしょう。
あまりありませんが、友人や職場の方などから初正月のお祝いをいただいた場合には、いただいた額の1/3~1/2程度で内祝い(お返し)を贈りましょう。
女の子の初正月に。漆器専門店「山田平安堂」の羽子板
宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、女の子の初正月にふさわしい美しい羽子板をご用意しております。
こちらの羽子板は、日本の伝統文化を感じられつつ、コンパクトでお手入れも簡単という特徴があり、多くの方にご好評をいただいております。
大人になってもインテリアとしてお飾りいただける上品な絵柄の羽子板をご用意しておりますので、この機会にぜひご覧くださいませ。
可愛らしいうさぎを描いた華やかな羽子板
商品名:羽子板 華うさぎ
価格:55,000円(税込)
末広がりで縁起の良い羽子板に、可愛らしく飛び跳ねるうさぎを描きました。
うさぎは多産で幸福を運んでくれるという縁起が良い生き物でもあります。
「幸せな人生を送ってほしい」という願いを込めた初正月の贈り物におすすめです。
美しい花久寿玉を描いたシックな羽子板
商品名:羽子板 花久寿玉
価格:55,000円(税込)
シックな黒のボディの羽子板に、色鮮やかな花久寿玉(くすだま)を描きました。
久寿玉はもともと「薬玉」と書き、魔除けや病を避ける薬草をまとめたものだったそうです。
大人になっても飾れる、落ち着いたデザインの羽子板をお探しの方におすすめです。