女の子の初正月に羽子板はいらない?飾る理由やメリット・デメリットをご紹介

女の子の初正月に羽子板はいらない?贈る理由や飾りやすい羽子板の選び方をご紹介

女の子が生まれて初めて迎えるお正月に、祖父母様やご両親から贈る「羽子板」。

子どもの健やかな成長を願い、厄除けのために贈る古くからの縁起物です。

しかしながら、最近では伝統行事が簡素化される傾向にあるため、「いらないかも…」と言う声もちらほら聞かれます。

こちらでは、女の子の初正月に羽子板を贈る理由や、いらないとされる理由、祖父母様から「贈りたい」と言われた時の方法についてお伝えします。

「初正月の羽子板どうしよう…」と迷っている方のご参考にしていただけましたら幸いです。



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宮内庁御用達 漆器 山田平安堂
宮内庁御用達漆器山田平安堂
創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。




初正月に羽子板はいらない?

初正月に羽子板はいらない?

はじめに、「初正月の羽子板はいらない」と言われる理由についてお伝えします。



1.飾る場所がないから

初正月に羽子板が「いらない」と言われる理由の一つは、羽子板のサイズにあるのではないでしょうか。
伝統的な羽子板飾りの場合は、人形やつまみ細工の形が崩れたり、埃が付いたりするのを防ぐために、ガラスのケースに入れられているものが多く、「飾る場所がない」「家に保管するのが大変」とためらってしまう原因になります。

マンションやアパートにお住まいの場合は飾る場所も限られてしまうため、羽子板がいらないと考える方もいらっしゃいます。



2.見た目が好みではないから

初正月に羽子板が「いらない」と言われるもう一つの理由には、見た目が好みではないというものが挙げられます。
ご祖父母様から羽子板を贈る場合、選ぶ人と飾る人が別なため、せっかくいただいても「趣味に合わなかった」と残念に思う方もいらっしゃるようです。

人形が飾りについている場合は、メーカーによっても少しずつお顔が違ったり、最近ではモダンなデザインの羽子板があったりするため、羽子板を選ぶ時にはお互いに相談をしながら選ぶのが良いかもしれませんね。



3.なぜ飾るのか不明だから

女の子の初節句に雛人形を贈るのに比べて、初正月の羽子板は地域によって贈る・贈らないの風習が異なります。
そのため「なんで羽子板を飾るのかわからない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

また、羽子板飾りは実用的なものではございませんので、「いらない」と考える方もいらっしゃいます。



初正月に羽子板を飾ると良いこと

ここからは、逆に、女の子の初正月に「羽子板があって良かった!」という理由をご紹介します。



1.伝統文化を感じられる

雛人形と同じく、女の子の初正月に贈る羽子板には、赤ちゃんの健やかな成長を願うお守りとしての意味がございます。

赤ちゃんのうちはまだよくわからないかもしれませんが、少し大きくなったら、一緒に羽子板を飾りながら「これは○○ちゃんのことを守ってくれるお守りとしてばあばにいただいたんだよ」「羽子板にはこういう意味があるんだよ」などと伝えてあげることで、伝統文化に触れるきっかけになったり、家族からの愛を感じられる機会になったりするのではないでしょうか。



2.部屋が華やかになる

羽子板はお正月飾りとしての役割もあるため、季節感を感じられるインテリアとしてもお楽しみいただけます。
羽子板は末広がりで縁起が良く、また女の子の初正月の羽子板は華やかなものが多いため、お部屋の中もぱっと明るくしてくれるのではないでしょうか。
羽子板は毎年飾ることができ、お正月以外にも3月のひな祭りに雛人形と並べて飾るとさらにお部屋が華やかになります。



3.写真にも残せる

華やかなデザインの羽子板は、記念の写真を残すのにもぴったりです。
たとえば毎年のお正月に、羽子板とお子様の一緒の写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
羽子板の大きさが目印となって、お子様の成長がより愛おしく思い出に残せるのでおすすめです。



女の子の初正月に羽子板を贈る理由は?


初正月に羽子板はいらない?なぜ羽子板を贈るの?

そもそも、なぜ生まれて初めてのお正月に羽子板を贈るようになったのでしょうか。

羽子板はもともと、お正月の女の子の遊びとして親しまれてまいりました。

実際に遊んだことはない方でも、「もういくつ寝ると~お正~月~♪」の歌の2番で、「お正月には、まりついて、おいばねついて、遊びましょ」という歌詞を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
※おいばね(追い羽根)とは、羽子板で羽根をつく「羽根つき」のこと。

そんな羽子板は、板で羽根をうつことから、「災厄をはね(羽根)のける」とされています。
一説にはぴょんぴょんと跳ねる羽根が、感染症をもたらす蚊の天敵であるとんぼのように見えることから、厄除けにしたという見方もあります。

末広がりでおめでたい形もあいまって、江戸時代ごろから華やかな装飾がほどこされ、新春のお祝いとして飾られるようになりました。
また、魔除けとして、生まれて初めてのお正月を迎える女の子への贈り物、新築祝いの贈り物などにも広く用いられるようになったのです。

ちなみに、女の子の初正月に羽子板を贈るのに対し、男の子の初正月には「破魔矢(はまや)」を贈ります。 破魔矢も厄除けのシンボルとされており、健やかな成長を願うものです。



祖父母から「羽子板を贈りたい」と言われたら

女の子が生まれて初めてのお正月に、祖父母様から「羽子板を贈りたい」と申し出があるかもしれませんね。
自分たちでは羽子板はいらないと思っていても、おじいちゃんおばあちゃん世代では羽子板を贈ることが当たり前だったり、可愛い孫のためになにかしてあげたい!という気持ちから「贈りたい」と言ってくださる場合もあります。

こちらでは、自分たちはいらないと思っているけれど、祖父母様が「羽子板を贈りたい」と思っている場合の方法についてご紹介します。



1.ありがたくもらう

自分たちでは羽子板はいらないと思っていても、祖父母様が「あげたい」という場合は、せっかくなのでありがたくいただくというのはいかがでしょうか。
赤ちゃんが幼いうちは、色々と初めてのことも多く、なくてもいいかもと思いがちですが、大きくなってくると「やっぱり買ってあげればよかったかな」と気持ちが変わる場合もあります。

羽子板は一年中飾ることもできますが、多くの場合はお正月と節句の時にしか出さないため、お家のインテリアとの組み合わせもそこまで気になりません。
保管の場所が心配という場合は、事前にさりげなく「コンパクトなものが嬉しい」ということを伝えると良いかもしれませんね。

初正月の羽子板は、大切なお子様の健康を願う縁起物ですので、「羽子板を贈りたい」と言ってくださるのであれば買っていただくことを検討してみてはいかがでしょうか。



2.一緒に選ぶ

祖父母様が「羽子板を買ってあげる」という場合は、一緒に選ぶという方法もあります。
お店へ一緒に行って実際に選ぶことで、飾る時のイメージもわきやすく、好みを伝えることもできます。
遠方にお住まいの場合や、一緒に買いに行くのが難しい場合は、オンラインショップの写真やSNSなどでイメージを共有したり、それとなく希望を伝えてみたりするのがおすすめです。



3.別のものをお願いする

スペースの関係などでやはりどうしても羽子板はいらないという場合は、丁寧に断るか、別のものをお願いするという方法もあります。
「雛人形を買ってもらったからそれで充分だよ」「ありがたいけれど、羽子板はもったいないから、○○のほうが嬉しい」など、素直に気持ちを伝えてみましょう。

祖父母様も赤ちゃんを大切に思う気持ちから申し出て下さっているので、「ありがとう」の気持ちを伝えた上で、別の形にできないか相談してみるのがおすすめです。



女の子の初正月に。漆器専門店「山田平安堂」の羽子板

宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、女の子の初正月にふさわしい美しい羽子板をご用意しております。
こちらの羽子板は、日本の伝統文化を感じられつつ、コンパクトでお手入れも簡単という特徴があり、多くの方にご好評をいただいております。
大人になってもインテリアとしてお飾りいただける上品な絵柄の羽子板をご用意しておりますので、この機会にぜひご覧くださいませ。



可愛らしいうさぎを描いた華やかな羽子板

商品名:羽子板 華うさぎ
価格:55,000円(税込)


末広がりで縁起の良い羽子板に、可愛らしく飛び跳ねるうさぎを描きました。
うさぎは多産で幸福を運んでくれるという縁起が良い生き物でもあります。
「幸せな人生を送ってほしい」という願いを込めた初正月の贈り物におすすめです。

商品ページで詳しく見る



美しい花久寿玉を描いたシックな羽子板

商品名:羽子板 花久寿玉
価格:55,000円(税込)


シックな黒のボディの羽子板に、色鮮やかな花久寿玉(くすだま)を描きました。
久寿玉はもともと「薬玉」と書き、魔除けや病を避ける薬草をまとめたものだったそうです。
大人になっても飾れる、落ち着いたデザインの羽子板をお探しの方におすすめです。

商品ページで詳しく見る



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