女の子の初正月に贈りたい羽子板|意味や歴史など基礎知識をご紹介します

女の子の初正月に贈りたい羽子板|意味や歴史など基礎知識

漆器 山田平安堂|漆器の華やかな羽子板


初正月を迎える女の子への贈り物として親しまれている、羽子板(はごいた)。
羽子板には、「健やかに美しく育ってほしい」という願いが込められています。
こちらでは、女の子に羽子板を贈る意味や歴史などの基礎知識、おすすめの羽子板についてお伝えします。



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宮内庁御用達 漆器 山田平安堂
宮内庁御用達漆器山田平安堂
創業1919年の漆器専門店・山田平安堂。
ハレの日の器から、日常の食卓を彩る器まで、ライフスタイルに合わせて楽しめる漆器をご提案。
他にも、記念品や大切な方への贈り物など、法人様をはじめ個人的なギフトまで、国内外問わず広くご愛用いただいております。




女の子の初正月に羽子板を贈る意味

女の子の初正月に羽子板を贈る意味

職人がひとつひとつ丁寧に手描きしております


羽子板はもともと、お正月の女の子の遊びとして親しまれてまいりました。

実際に遊んだことはない方でも、「もういくつ寝ると~お正~月~♪」の歌の2番で、「お正月には、まりついて、おいばねついて、遊びましょ」という歌詞を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
※おいばね(追い羽根)とは、羽子板で羽根をつく「羽根つき」のこと。

そんな羽子板は、板で羽根をうつことから、「災厄をはね(羽根)のける」とされています。
一説にはぴょんぴょんと跳ねる羽根が、感染症をもたらす蚊の天敵であるとんぼのように見えることから、厄除けにしたという見方もあります。

末広がりでおめでたい形もあいまって、江戸時代ごろから華やかな装飾がほどこされ、新春のお祝いとして飾られるようになりました。
また、魔除けとして、生まれて初めてのお正月を迎える女の子への贈り物、新築祝いの贈り物などにも広く用いられるようになったのです。

ちなみに、女の子の初正月に羽子板を贈るのに対し、男の子の初正月には「破魔矢(はまや)」を贈ります。 破魔矢も厄除けのシンボルとされており、健やかな成長を願うものです。



羽子板はいつ飾る?

初正月に女の子に贈る羽子板ですが、お正月以外のシーンでも飾って楽しむことができます。
また、もともとは厄除けの意味の飾りですので、デザインや場所が許せば年中飾りとして楽しむこともできます。



お正月(12月13日~1月15日頃)

お正月飾りは、12月13日の「正月事始め」から飾り始めることが一般的です。
ですから初正月の羽子板も、女の子が生まれた年の正月事始めの頃から飾り始めると良いでしょう。
正月事始めとは、毎年お正月の準備を始める日のことで、神社やお寺では煤払いなどの行事が行われます。

ただし、最近では12月25日まではクリスマスの飾り付けをしているご家庭も多いことから、クリスマスが終わった後から飾るのでも問題ありません。
お正月飾りは、年明けには小正月の1月15日ごろを目安に片付けます。



桃の節句(2月4日~3月3日頃)

女の子の健やかな成長を願う羽子板は、女の子の節句である桃の節句でも飾ることができます。
雛人形と並べて飾ることで、より華やかな飾り付けを楽しむことができますため、小正月に仕舞った場合もぜひもう一度取り出してみて下さい。
飾る時期は、雛人形と同じく、立春(2月4日)から3月3日頃までと考えると良いでしょう。
ちなみに、羽子板は年中飾りとしても使えるため、お正月から桃の節句までの期間も飾っておいても問題ありません。
小正月から立春までは2~3週間ほどしかありませんので、スペースに余裕がある場合はそのまま長く楽しむのもよろしいのではないでしょうか。



重陽の節句(9月9日~10月9日頃)

あまり知られていませんが、羽子板は9月9日の重陽の節句にも飾ることができます。
重陽の節句は別名「菊の節句」とも呼ばれ、厄を祓い長寿を願うお祝いです。
もともと重陽の節句には「後の雛」といって、半年間仕舞っておいた雛人形を出すという風習がありました。
これに習い、羽子板も重陽の節句の頃に飾るのが良いとされました。
重陽の節句の飾りは、9月9日から約1ヶ月ほど飾ることができます。



羽子板にまつわるよくある疑問

羽子板にまつわるよくある疑問

モダンなお部屋にもよく似合う漆器の羽子板


こちらでは、女の子の初正月に羽子板を贈るときのよくある疑問についてご紹介いたします。



羽子板は誰が購入する?

昔は女の子のための羽子板や雛人形などの節句飾りは、母方のご実家が用意することが一般的でした。
これはもともと女性が男性の家に“嫁ぐ”習慣があったことや、子どもに関するものは女性側が嫁入り道具として用意する習慣があったことに由来しています。

現代では、慣例に則って母方の祖父母が購入する場合や、両家で折半する場合、祖父母ではなく両親が購入する場合など、それぞれのご家庭の事情に合わせて羽子板を贈る場合が多いようです。



羽子板は一人一つずつ用意する?

女の子に姉妹がいる場合は、羽子板は同じものでいいの?という疑問を持っていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんね。
羽子板は雛人形と同じく、その子どものための厄除けを願う飾りですので、基本的には一人につき一つ用意するのが望ましいとされております。
スペースの兼ね合いで雛人形は共有という場合でも、羽子板は比較的コンパクトですので、できればお一人ずつに贈ってあげられると良いでしょう。



女の子の初正月に。山田平安堂の漆器羽子板

宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、女の子の初正月に贈りたい美しい漆器の羽子板をご用意しております。
日本の伝統文化を感じられる漆器の羽子板は、コンパクトでお手入れも簡単という特徴もございます。
大人になってもインテリアとしてお飾りいただける上品な絵柄の羽子板をご用意しておりますので、この機会にぜひご覧くださいませ。



可愛らしいうさぎを描いた華やかな羽子板

商品名:羽子板 華うさぎ
価格:55,000円(税込)


末広がりで縁起の良い羽子板に、可愛らしく飛び跳ねるうさぎを描きました。
うさぎは多産で幸福を運んでくれるという縁起が良い生き物でもあります。
「幸せな人生を送ってほしい」という願いを込めた初正月の贈り物におすすめです。

商品ページで詳しく見る



美しい花久寿玉を描いたシックな羽子板

商品名:羽子板 花久寿玉
価格:55,000円(税込)


シックな黒のボディの羽子板に、色鮮やかな花久寿玉(くすだま)を描きました。
久寿玉はもともと「薬玉」と書き、魔除けや病を避ける薬草をまとめたものだったそうです。
大人になっても飾れる、落ち着いたデザインの羽子板をお探しの方におすすめです。

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漆器 山田平安堂について

宮内庁御用達漆器山田平安堂について

1919年創業。宮内庁御用達を頂戴いたしました、先人達の伝統を大切にしつつ現代のライフスタイルに合い、オリジナリティーに富んだ新しい 漆器の提案を心掛けております。贈り物にもご自宅用にも、“思わず語ってしまいたくなるような器”をご提案させていただいております。



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