卒業祝いのマナー＆基礎知識を解説！金額相場やおすすめのプレゼントも紹介します

親戚の子どもや幼い頃から知っている友人の子どもなど、身近な方への「卒業祝い」。
ご本人にとっても、ご両親にとっても大切な門出ですから、心からのお祝いの気持ちを込めて、失礼のないようにお祝いを伝えたいものです。

こちらでは、そんな卒業祝いの基本的なマナーや、関係性に合わせた金額相場についてお伝えします。
卒業祝いにおすすめのプレゼントもあわせてご紹介しておりますので、参考にしていただけましたら幸いです。

卒業祝いは誰に贈るべき？

卒業祝いは一般的に、祖父母から孫、親戚の子ども、親しくしている友人の子どもなどに贈ります。
親から子どもに贈る場合もありますが、卒業は進学や就職の時期と重なるため、色々と準備にお金がかかる場合が多く別途お祝いのお金や品物を用意する必要はないとされる場合がほとんどです。

また友人や知人の子どもの卒業祝いも、必ず贈らなければならないというよりは、「自分が贈りたいから贈る」パターンが多いです。
ただしもし自分の子どもの卒業祝いを先にいただいている場合などは、お相手にも同額程度の卒業祝いを贈ることをおすすめします。

卒業祝いと入学・就職祝いは両方贈る？

卒業祝いと入学祝い、もしくは就職祝いが重なる場合は、入学・就職祝いを優先するのが一般的です。
もちろん両方贈っても構わないのですが、3月・4月と連続していることが多いため、どちらか一方の名目でお祝いをすれば良いでしょう。

卒業後の進路が決まっていない場合や、わからないといった場合には、卒業祝いとしてお祝いをすると安心です。

卒業祝いの金額相場は？

卒業祝いの金額相場は、お相手の年齢やお相手との関係性によって異なります。
以下を参考にしながら、予算を考えてみましょう。
またこちらはあくまでも目安ですので、普段の間柄を考慮しながら予算を設定すると良いでしょう。

学校＼関係	孫	親戚の子	友人・知人の子
幼稚園	3,000円～10,000円	1,000円～5,000円	1,000円～5,000円
小学校	5,000円～10,000円	1,000円～5,000円	1,000円～5,000円
中学校	5,000円～10,000円	5,000円～10,000円	3,000円～5,000円
高校	10,000円～30,000円	5,000円～10,000円	3,000円～5,000円
大学・専門	10,000円～50,000円	10,000円～30,000円	5,000円～10,000円

卒業祝いに喜ばれるプレゼント

ここからは、卒業祝いに喜ばれるプレゼントを年代ごとにご紹介します。
卒業のタイミングは、進学や就職でなにかと新しいものを揃える必要があります。
実用的なものを中心に、現金や商品券などが喜ばれるのではないでしょうか。

幼稚園の卒園祝い

幼稚園の卒園祝いには、これから小学校で使うことができるノートや筆記用具などの文房具が人気。
ただし学校によって揃えるものが違ったり、指定されていたりする場合があるため、「必要なものを買ってもらってね」と保護者の方へ現金や商品券を渡すパターンも。
本人に贈るのであれば、自分の好きな本を選べる図書カードなどもおすすめです。

小学校の卒業祝い

小学校を卒業祝いには、中学校で使うことができるアイテムが喜ばれます。
電車通学になる場合には、レザーのお洒落な定期入れなどはいかがでしょうか。
また定番の文房具では、名入れのボールペンやシャープペンなども人気があります。

中学校の卒業祝い

中学校から高校へ進学するタイミングの卒業祝いにも、同じく高校生活で必要になりそうな実用的なものを贈るのがおすすめです。
ただし中学卒業の頃になると、趣味に合わないものは使ってもらえない可能性もあるので、事前にすり合わせるか、あまり趣味が反映されないようなものを選ぶと良いでしょう。
本人がご両親と相談しながら好きなものを選ぶことができるよう、現金や商品券を渡すのも喜ばれます。

高校の卒業祝い

高校の卒業祝いには、記念になるものや実用的なものがおすすめ。
高校卒業を機に実家や地元を離れる場合には、卒業式や部活の記念写真を飾ることができる写真立てを贈ってみてはいかがでしょうか。
このタイミングで一人暮らしを始める場合には、家具家電など大きな出費があるため、祖父母や親戚からは現金を贈るのもおすすめです。

大学・専門学校の卒業祝い

大学や専門学校の卒業祝いには、これから社会人として生活していくのに必要なグッズが多く選ばれます。
親戚の子どもの卒業祝いには、名刺ケースやお財布など、少し上質なものを探してプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
またこのタイミングで実家を離れる場合には、家具家電や現金などをお祝いに贈るのもおすすめです。

卒業祝いを贈る時のポイント

ここからは、卒業祝いを贈る時のポイントをご紹介します。

１．ご祝儀袋に包んで贈る

卒業祝いに現金や商品券などを贈る場合には、そのまま渡すのではなく、きちんとご祝儀袋に包むようにします。
卒業祝いの場合は、何度あっても良いお祝いに使う「蝶結び」の水引、上書き（表書き）は「御祝」「御卒業御祝」などのものを選びましょう。

卒業祝いにプレゼントを贈る場合も、上記同様の熨斗紙をかけると丁寧です。

２．卒業式から１週間を目安に贈る

卒業祝いを贈るタイミングは、卒業式当日から1週間後くらいの間が望ましいとされています。
あまり遅くなってしまうと、新生活を始める準備で忙しかったり、地元を離れてしまっていたりする可能性があるので、できれば早めにお渡しできると良いでしょう。
ただしこちらはあくまでも目安ですので、卒業式の前後で、都合の良いタイミングで贈るようにしましょう。

３．メッセージを添えて贈る

可愛いお孫さんや親戚の子ども、幼い頃から知っている友人の子どもが卒業する際には、口頭でもいいのでぜひ温かなメッセージを添えるのがおすすめです。

「卒業おめでとう」
「6年間、頑張ったね」
「新生活、身体に気を付けて楽しんでね」

両親以外に自分を見守ってくださる大人の存在は、きっと新しい環境でも心の支えになってくれるはずです。

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宮内庁御用達の漆器専門店・山田平安堂では、人生の節目である卒業祝いにぴったりの品を多数ご用意しております。

特別な贈り物となりますよう、文字やお名前を金文字でお入れする「名入れサービス（別料金）」も承っておりますので、どうぞご検討いただけましたら幸いです。

※表示価格は2025年2月27日現在のものです。

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